InDesign:正規表現検索結果で段落をソートするやつ

えー…すみません、ちょーっと魔がさしてコーコク入れてみたんですけど、
現状ちょーっとうざすぎなのでのちのち ちょーっと加減します。
しばらく我慢しましょう。

さておき、長年いわゆる文献を番号ごとにソートしたくてたまらなかったんですが
1こ移動すると1こずつズレて2こ目を捕まえられなくなって泣いてて、
ついに諦めて、順番に複製して最後に元をごっそり削除、という暴挙に出ました。
やっと実用段階かなあ。
というわけでどうぞどうぞ。


id_sortParagraphsWithFindGrep.jsx

InDesign用。たぶんCS3とかでも動く気がします。2021で動作確認。


前準備として、検索置換ウィンドウの正規表現検索文字列に
文献番号をつかまえる正規表現を入力しといてください。
検索置換ウィンドウ内は検索スタイルなども影響あるので気をつけて。
選択は、テキストかテキストフレームで。
選択範囲内のテキストを含む段落群がターゲットとなります。

で、この状態から実行して、

こうなります。やったー。
数値ではなく文字コードのソートになってるはずなので、まあまあ問題なく揃うはず。

内部の処理の流れを書いておきます。
・選択範囲の段落群を取得
・正規表現検索を実行
・検索結果と段落の個数が異なったら自爆して終了
・最後の段落末尾に段落改行がなければ一時的に足す
・検索結果の文字列をソート
・ソート結果を降順に段落群の末尾に複製
・元の段落群をごっそり削除
・実行前、最後の段落末尾に段落改行がなかった場合はそっと削除して元通りに

ですっ ですっ

InDesign:整列・分布のパラメータをファイル名で指定するやつ

どうもどうも。
前に作って地味に好評だったやつ
InDesign:等間隔で分布のプリセット的なスクリプト
個人的に「1クリックでタテもヨコもいっぺんに整列したいなあ」とずっと思ってたところに、
ちょうど声がかかったので思わず強化してみました。
「前のを知らねえんだよ」っていう強い生き方してる人は先に上記リンクをどうぞ。

alignAndDistribute_=0mm.jsx

2022.08.22 ver_d 前回からいろいろ強化。記事本文参照
2022.09.06 ver_e 分布時、キーオブジェクトなしで動かなかったのを修正
2023.04.19 ver_f うっかりマイナス値に非対応だったのを修正

理論上は、CS6以降は大丈夫なはずです。
半角アンダースコア「 _ 」より前の文字列は好きに変えてください。なしにしてもおっけー。


あそびかた

前のは「等間隔に分布」だけでしたが、
今度のは「整列」「分布」「等間隔に分布」をサポートします。
整列基準は「選択範囲に揃える」(キーオブジェクトなし)と「キーオブジェクトに揃える」の2種のみ。
「マージンに揃える」「ページに揃える」「スプレッドに揃える」はルール付けが複雑になりすぎるケネンがあるので今回はナシで。


ファイル名のネーミングルール(命名方法)について、
今回は半角アンダースコア区切りで複数の指定ができるようになりました(しました)。
※2つに限らず何個でも設定可能ですが、ファイル名文字列の先頭から順に処理していくことになります。

メーメーホーホーは、一覧にしたので参考にしてください。
和字かアルファベット、好みのほうで。小文字でもおっけー。間隔値は任意で。
マイナスは必要なら半角で数字の前に入れてください(ver_f)。
※図中の Holozontal および Vertival は、正しくは Horizontal、Vertical です……orz

さてテスト。ださめの長方形群。乗算。

コレを実行。左上に整列、という内容。

みてみて結果。やったー。

M100長方形をキーオブジェクトに指定してから実行した結果。

という感じです。これは売れるだろう。
半角アンダースコア区切りのパラメータがメメホホとして破綻している場合は、
ダメな旨のアラートが出て、それ以外の実行できるやつだけ実行されます。

で、冒頭で「1クリックで(ఠ虫ఠ)」とか言ってますが、そこはスクリプト実行という手段の限界があるので、
ストリプクパネルなど併せてご利用ください。

では、よき下っ端ライフを!

InDesign, Illustrator:索引用として配置ai内のテキストを配置先indd上に印刷しない属性で作るやつ

みなさん、InDesignで索引つくってますか? 
いや、作れ。

で、配置図版中の文字まで索引対象にしないといけなくて困ってますか?
いや、困れ。

だもんで、ai内のテキストを、相対座標を反映しつつindd上に作るやつ書きました。

ai_textTransplantToIndd.jsx
名前は自分でわかりやすく変えて使ってください。
Mojave & CC2019で動作確認。
アートボードが絡むのでCS3未満はまずダメ。CS4以降は試してみて動けばラッキー。
あとBridgeTalkを利用しているのでナウい環境では動作保証しかねます。


あそびかた

inddを開いて、図版が配置されたページをアクティブにしておきます。
出力先はアクティブレイヤー上になるので、この時にイイ感じにしておくこと。
未選択状態が望ましいです。

図版のaiを開き、スクリプト実行。

音もなく完了するので、頃合いを見てInDesignに戻ってみる。
黄色いテキストフレームができてますねえ。

作成された黄色いテキストフレーム群はすべて追加選択されているので、
そのままてきとうにリンク内のテキストに重ねて置いておくといいです。
これで索引対象となります。
黄色いやつらはプリント属性:印刷しない、かつ乗算になっています。

注意事項

簡易的に用意したものなので、組み方向、サイズ、書体などまるで反映していません。
黄色スウォッチ(C=0 M=0 Y=100 K=0)はドキュメントにない場合新規作成されます。
またリンクの拡大縮小も考慮していません。
ほか、なにしろ簡易的に略

まあ、どうぞどうぞ。