OK/キャンセルのダイアログをショートカットでこてんぱんにこらしめたい(macOS)

小ネタというか粒ネタになりますが。いちおうInDesignをベースに話をします。

ドキュメントの生殺与奪をユーザーに委ねるダイアログというのがありますね。
まあこれですね。

このパターンは、右から順に
保存    … returnキー、enterキー、⌘+S(SaveのS)
キャンセル … escキー
保存しない … ⌘+D(DismissのD)


もうひとつ、よく見るのがこれ。

このパターンは、
置き換え  … ⌘+R(ReplaceのR)
キャンセル … returnキー、enterキー、escキー

これだけ覚えておけば、だいたいはしのげます。


で、

しのげないやつを最近見かけてしまったんですよ奥さん。
これ、トンボ外の「情報」に入るファイル名に半濁音が使われてたせい。
外付SSDにコピーしたら出るようになった。Unicode正規化で直るのかな。

基本、青にハイライトされているボタンはreturn/enterで反応します。
今回おしえてもらいましたがスペースバーでも反応します。へええへえへえ! いつからなんだろう。
このハイライトはtabキーでフォーカスを順送りして切り替えることができます。
shift + tabで逆送り。バックもできるでー。古い。

このパターンで大汗かいてたんですが、割り当てをようやく見つけました。
OK     … ⌘+O(OKのO……。気付けよこんなの>自分)
キャンセル … returnキー、enterキー、escキー

さぁ、これで昨日より8秒ぐらい早く帰れますね!

InDesign:テキスト変数の対象スタイルの置き方に注意

最近のことではないんですが、数年前にやらかしたことがありまして。
以来こっそり注意してたんですが、先週ヨソから受け取った「前版最終データ」にイラッとしてしまったので、そのはけぐちに。

序文

あのーテキスト変数。柱とかで使うやつ。章タイトルとか大見出しとかが入るやつ。
とくに大見出しが頁内に複数入ったときは最後に入ったものが柱に入りがち。
こんなかんじですね。

えー、気をつけましょう。


テキストで入った場合

まあ大丈夫です。柱でけえな。


テキストフレームがアンカー付きオブジェクトで入った場合

テキストフレーム単体がアンカー付きオブジェクトで入る場合は大丈夫です。


表で入った場合

大丈夫。


表がアンカー付きオブジェクトで入った場合

これも、表が入ったテキストフレーム単体がアンカー付きオブジェクトで入るなら大丈夫。


グループオブジェクトがアンカー付きオブジェクトで入った場合

はいアウトォ。これがだめ。しかもよくある。装飾の指定が盛り盛りだったりすると。
この性質を知っていれば別の手段の採りようもある(というメンバーもいる)だろうに(たぶん)。

これ、なに順かというと、オブジェクトの作成順になっています。
具体的にはオブジェクトIDが新しい(数字が大きい)順。
ペーストやドラッグ複製で挿入した場合もこれにあたります。新規オブジェクトができているわけで。
サンプルデータは「3.おまけに」が最後に作られました。
もう、ほんとに気をつけてください。
っていうか、アンカー付きオブジェクトで使う大見出しの装飾をテキストフレーム単体で作れる技量があるなら、なるべく絶対そうしてください。ほんとにあぶないんだこれ。


おまけ

サンプルの大見出しの番号は手打ちしちゃったやつですが、自動番号に作り替えてみました。
アンカー付きオブジェクトで入っている場合はアンカー文字のIDで昇順に揃います。

で、所用でアンカーを解除してみましょう。
やったー(やられたー、が正しい)。

これも作成順に転化します。
今回これで大いに吠え面かきました。仕様は知ってたんだけど解決策がなかなかおぼつかなかった。

えー、気をつけましょう。

InDesignがクッソクソに遅くなってたのがやっと直った話

弊社、まだメイン作業バージョンがInDesign2021だったりします。
膨大な在阪データ中の、Type1フォントがいろいろで。
MacPro2013はそろそろ厳しくなるかと思いきやまだまだ健闘中。
Montereyまでの命なので、あと2年たぶんこのまま。いまBig Surです。

で、先日ちょっと気になるスクリプトの話題があって、
StartupScriptにイベントハンドラ仕込んでごにょっごにょしてたんですが。
とつぜんInDesignの挙動が重たくなり。
具体的には別アプリからInDesignをアクティブにした時、5秒待たされるように。
アプリ間コピペ作業とかもう地獄。
ただでさえ局所的に忙しくなってて、ろくにメンテもできず。

ある日、とうとう頭きて、初期設定をまるっと退避して、キャッシュもごそっと削除。
環境設定はスクショをもとにポチポチ復元。
PDF書き出しプリセットがすっ飛んだこと、
プリフライトプロファイルが消えたことが誤算ではあったけど、
一度はなんとか元通り軽くなったんですわ。

でも、初期状態のままだと人間のパフォーマンスが落ちるので、
おそるおそる少しずつ以前の初期設定ファイルを戻して様子見してたわけ。
結局またすぐ重たくなって。

今日、また頭きて(短気ですこと)
また初期設定を初期化。
でも今回は微妙に軽くなくて。
で、思い立って、Scripts Panel内を一掃。
180項目ありまして…
最低限、35項目に減らしました。
これが正解。すっと軽くなりましたわ。

スクリプトの個数の問題ではない気がしてて、
ちょっと怪しいと思ったのが、idleTaskのテスト。
今回、これ以外を全部戻してみました。
結果、改善。よかったー。

いずれヒマになったら、おもち先生の名作 JSXTimerをCEP移植したいので
idleTaskは避けて通れないのだが。
これのおかげで、CS6時代は選択するだけでスクリプトが発火するという
非常にピーキーな作業環境で鬼神の如き作業速度を…奇人かもしれない。

いつヒマになるんだ…………