Illustrator:スポイトツールのダメな挙動に詳しくなろう

どもども。
Adobeのフォーラムにも投げといたんですが、
イラスターのスポイトツールがガイドの影響を受けるようなので記録しておきます。
ちょっとOS切り替えの余裕がなかったので2021(25.4.4)でテストしてます。

なんでもいいのでガイドを作成して、
スポイトツールの適用先として長方形を用意しました。
CMYKドキュメントです。

で、オブジェクトのない白地上のガイドをスポイトツールで吸いまくる。

結果、黒、グレー(62.5%相当)、白、なんか濁ったシアン
の4パターン取れます。いや取れなくていいんだけどこれ。。

この「なんか濁ったシアン」は、ガイドのシアンがCMYK変換されたやつのようで、
環境設定でガイドの色をマゼンタにすると、なんか濁ったマゼンタが取れる。

実際のところ、オブジェクト外の白地をスポイトツールで吸うなんてことは運用上ほぼあり得ないことだし、
背面にオブジェクトがある限りはこの挙動は起こらないので、いいっちゃいいのかも知れないけど。けどだよ。
いちおう共有しときます。バグ報告するかは微妙だなあ。
ちなみにガイドを非表示にしても同様の結果でした。


おまけで、過去バージョンであったトンチキ挙動も紹介しておきます。

CS3以前で、こんなテスト。
シアン長方形、マスクされたレッド長方形、という構成。
下にあるのはスポイトツールの適用先に用意した長方形。

で、レッド長方形のマスク外領域を吸ってみる。
白丸をつけたところが吸ったところ。
赤いっ!

おなじみのアイランドガールに差し替えてみる。


「なし」が取れる。

この挙動、どのバージョンまで引っ張られたのか気になり、
CS4を起動してみたら、この点「は」直ってました。
しかし。
こっちはこっちで困った感じになっちゃってた。

シアン長方形の領域内にあるレッド長方形マスク部分を吸うと、シアンが取れる。
ちょっともう意味がわからないw

まあ、終わっちゃったバージョンのことはもういいよね。。
でもせっかく見つけたしほら。

InDesign/Illustrator:ワタナベのナベ、もう怖くないよ!

皆さん、ナベハラという言葉をご存知でしょうか。
まあ知らなくておっけーです。うちが勝手に作ったやつなので。
しかし、何を指しているか察しのつく鋭い方は
少なからず、い(らっしゃ)るんではないでしょうか。

ええまあ「辺」の異体字のことです。
いっぱいありますね。
というか、いーーーーーーっぱいありますね。。

こと実務の上では、ぶっきらぼうに、つっけんどんに、手書きでよこされるのみ。
やれ特徴を添えるとか、なんなら文字コードを教えてくれてもいいんですよ?
とにかく字形の選別に毎回馬鹿馬鹿しい時間をかけてしまう。
字形パネル上の、どれがそれだかわかりにくい。。
そんな悩みを抱えているのは自分だけではないと感じていたので、
なんとかしたいなあ、と常々思ってたんですが。
ちょっとなんかできたので配ります。

InDesign用

Illustrator用

indd と ai の実ファイルです。
宗教上の理由によりCC2019ドキュメントです。
たしかこれがデフォルトのはずなんですが、InDesignはUnicode順にしてあります。
IllustratorはGID/CID順のまま並びを変更できない(はず)。
(2021.10.13 ai用に検証時のスクショのリンクが残っていたのを消しました)

開いたかんじ、こう。

で、レイヤーパネルを展開すると、こう。

各パーツの分布が、こう。

この表組みの並びは、字形パネルを6列4行で表示して、基本の「辺」を選択した時の状態と対応しています。
InDesign版はUnicode順に(字形パネルメニュー>字形のソート確認してください)、
Illustrator版はGID/CID順となっています。

で、目的のパーツをレイヤー上から選別していきます。
色ごとに1つずつ表示させていくと、対象外の字は黒で目隠しされていく仕組み。
最後にどれか1個だけが残るので、
ドキュメントから文字を直接拾うなり、字形パネル上の場所の参考にするなりするなり。

どうでしょ。いいでしょ。使うでしょ。

Illustrator:グラデーションスウォッチの編集と更新できないと思ってたらできたわ

InDesignスクリプト以外でネタ投入するの何年ぶりかなんですけど。

えー、諸作業で行き詰まってまして。

Illustratorのグラデーションスウォッチって、
カラースウォッチと違ってグローバル要素がないので
ちょっと気に入らなくて内容を編集したくてもうまくいかなかったり、
適用済みのオブジェクトにまったく反映しなかったりで
毎回アタマが煮えてたんですが、ちゃんとやり方があったんですね。。

偶然見つけたやつなので、
知らなかったのが自分だけだともったいないと思っていちおう記録しておきます。

古いやつでも動くか確認したかったのでCS6で検証してみました。


 

こう、オブジェクトに適用しちゃったグラデーションスウォッチがあって、
これをぜひ直したい。


スウォッチパネルで対象グラデーションを選択しても、
グラデーションパネルでいじり始めるとハイライトが消えて無関係になっちゃう。
うちはこれ、それこそ平成ヒト桁の頃から諦めてたわけで。。。ほんとに。


まあ、無関係になってもほっといて、いい感じにグラデーションをいじります。
いい感じなんです、これで。これが。


グラデーションパネルのサムネイルを、元のスウォッチに
optionキーを押しながら(Windowsはaltキー)ドラッグ&ドロップ。
ドラッグ元のサムネイルはカラーパネルでもツールボックスでもなんでもおっけー。


これでグラデーションスウォッチの更新完了。
そんで適用済みオブジェクトにもばっちり反映。
やったーやったー。

このoption+ドラッグ、グラフィックスタイルで有効なのは知ってたけど
グラデーションでも通用したのはうれしい。ほんとに知らなかった。
パターンにも使えるかもね。

で、ほんとはコレをスクリプトでやりたかったので、
今もんどり打ってのたうちまわってます。。できるのか。(追記:あっさりできましたorz 難しく考えすぎてた)

Illustrator:アートボードを「フィッ」とするやつ

ひさびさのイラスター案件ですけども。
ここんとこは図版は専任がいるので自分では微調整ていどしかあまり用がなくて。
でもまあ、アートボードの整備がされてなかったりするですよ。

で、アートボードサイズをオブジェクト(群)に合わせる機能が元からついてますけど。
四辺とも動いてしまうのが都合よくない、という局面がなかなか少なくない。
ので、スクリプト書きました。

アートボード調整じたいは前に自分でもやったことあるんですが、つい予告的にTwitterでぼやいてしまい、
あるふぁさんが140字以内で書いてくださいました(いつもすみませんw)。
あとあれだ、メニューコマンドをいくつか使いたかったのでtenさんのところをがっつり参照しました。いつも助かってます。実際のところココに書かれてないコマンドを使ったんだけど、まあ実際助かりましたw

とりゃえず手間のない範囲でいくつか機能を増やしてscriptUIつけてみました、ということで


ai_artboard_fitter.jsx

MacOSX Yosemite IllustratorCS6とCC2017で動作確認
CS4以降で動く予感がしますが。
ダメならいいとこで落ちると思うので、実行前はなんとなくドキュメントを保存しておいてください。


あそびかた

ダイアログ外観こんなかんじ。

各コントロールとくに説明は必要なかろうかと思います。
だったら見てすぐわかる名前つけろよって話ですけども。
あのーPanasonic製のリモコンとか、そうですよね。「再生」とか「巻き戻し」とか大きく書いてあるよね。。
ま、いいや

プリーズボタンを押すと、アクティブなアートボード
チェックを入れた辺だけがオブジェクトにフィットします。


「アクティブなアートボード」について

説明が必要か微妙ですが、いちおう。
アートボードパネル上でハイライトされているのがアクティブなアートボードです。
アートボードツールでドキュメントウィンドウ上で直接さわって切り替えることもできます。
アートボードツールを持ったとき、点線で囲まれているのがアクティブなアートボードです。


「オブジェクト全体」について

説明が絶対必要だと思うんですが、

アートボードオプションの標準機能「オブジェクト全体に合わせる」は、「隠す」されたオブジェクトを無視します。

でも非表示レイヤー中のオブジェクトは無視されません。
サブレイヤーはというと、これもレイヤーと同様、無視されません。
この意味のわからん仕様を踏襲するためにムダに苦労するハメに。。

とにかく、仕様としては自分の用途にそぐわない&まったくもって気にくわないので、
隠すだろうがレイヤー丸ごとだろうが、当スクリプトの初期値では非表示オブジェクトはすべて無視するように設定してございます
標準機能通りの仕様で使いたい場合はチェックボックス「include〜」をオンにしてくださいまし。

※図版の色味が全体にくすんくすんしているのは、スクショをCMYKドキュメントに配置してしまったせいですorz