PlaceOptionalText_2.0/すでに旧バージョンをお使いの方へ

新規利用者のための最初からの使い方は別項でミッチリやったので、
こちらで従来ユーザのための細かい変更点、新機能など差分だけを挙げつらっておきます。
固い文章ばかり続けて書いたガス抜きの意味もあります。。
#順不同
 
●選択範囲内へ流し込んだ際の挙動不審を徹底改善
 ハデではないですが大事な事です。当たり前の事とも言います。。
 
●取り消しボタンを設置
 適用ボタン操作(または他の操作による流し込み動作)のたびに内部で履歴を溜め込みます。
 マズッた、と思ったら「取消」ボタンひとカチで、各適用の直前段階まで戻ります。
 ただし、取り消し処理はドキュメントの切り替わりに関係なく、
 常に前面のドキュメントに対して行われるのでご注意ください。
 
●取り消し履歴にルーラー設定が残らないよう改良
 いい気になってまとめて流し込んでどこか間違えてて慌てて戻しまくる人(自分ですが)は少しラクになります。
 しかし、別途「取り消しボタン」も追加したのでどうでもよさげではあります。
 
●除外した1段落目の隔離表示
 除外された1段落目の先頭2文字が上欄にリストアップされる。
 うっかりの防止に。というか自分の為に。
 
●サンプル窓内のアイテム区切りの明示化
 全角バックスラッシュ5個 の段落でテキストアイテム間の区切りをわかりやすくしました。
 原稿テキストに実際に全角バックスラッシュ5個の段落がある場合は誤動作します。
 まず、ないと思いますが。。あったらすみません。
 また、サンプルテキストに区切りを追加・削除する事でテキストアイテムの個数を変更できます。
 
●スタイル分布チェッカーを設置
 「スタイル保持」を利用して流し込む際、一見した以上にスタイルが区切れていて失敗する事が多いので(自分が)
 事前に選択範囲で視認できるチェッカーを作りました。文字・段落スタイルの有無とは無関係に、
 前後の文字と同一属性で繋がったものが1スタイルです。
 
●流し込み順の座標誤差許容値の手動制御
 デフォルトは従来通り、2(単位はドキュメント依存)。任意の許容値に変更できます。
 
●アプリケーション終了まで状態を維持する & パレットを2つ開けない に変更
 パレットを一度閉じた時の状態を、次回開いた時に維持するようにしました。
 アプリケーションを終了すると状態は失われます。
 任意に状態をクリアしたい時はパレット最下部の「クローズ時に状態破棄」にチェックを入れてから閉じて下さい。
 
●誤差許容値、合番検索、サンプルテキスト編集には別ウィンドウを用意
 1.3最大のガンであったEditTextの日本語嫌いとは原始的方法で決別しました。もう安心。
 が、用心はしておいた方がいいです。
 
●選択されたテキストアイテムの総数を表示
 欲張っていっぺんにたくさん流す時の目安に(自分)
 アイテムリストから適用ボタンに視線を移動する途中に見える位置にあります。
 
●スペース類だけの行を空行として扱えるように
 テキストファイル読み込み時、半&全スペース&タブのチェックボックス操作で
 そういう事ができます。デフォルトは全部オンです。
 
●リセットボタンを機能拡張して「初期化」ボタンに
 テキストアイテムの使用済みチェックのクリア、アイテム削除ボタンで消した分

PlaceOptionalText_2.0/11_表組内に流し込む

旧バージョンにはない新機能となります。
あまり融通は利きませんが、お役に立てば幸いです。
 
①テキスト整形
列方向はタブ行方向は改行で整理します。これについてのカスタマイズはできません。
 
②表全体または一部のセルを選択
必要に応じて「スタイル保持」チェックを入れ、スタイル区切り文字を編集します。
※デフォルトのスタイル区切り文字である改行コードは表組の行方向区切りとして扱われるため、
表組内への流し込みでスタイル保持を使用する際は必須となります。
 
③適用
選択部分に流し込まれます。
余るセルは無視されます。
余るテキストは無視されます。

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PlaceOptionalText_2.0/10_スタイルごとに流し込む

あらかじめ原稿テキストにスタイル区切りを入れておく事で、
レイアウト上のダミーテキストのテキストスタイルごとに適用させる事ができます。
今項で使用するコントロールは以下の行です。
 
 
※ここで扱うテキストスタイルとは、同一属性で隣り合った文字列を指します。
 文字スタイル、段落スタイルなどが使用されている、いないに関わらず、
 属性本意で判定する事となります。
※また、選択範囲内に手動カーニングが含まれていた場合はこれを保持できません
 流し込み直前に、その段落の先頭文字が持つ自動カーニング値に変更されます
 この時、自動カーニングに変更された事で、その前後の文字と属性が完全一致するケースがあります。(つまり、スタイル数が変動します)
 
 
①「スタイル分布チェック」ボタンで、事前にスタイルの分布状況を確認できます。
※上記カーニング変更はこの時まだ実行されません。あくまで俯瞰的な目安としてご利用下さい。
 

 
分布チェック機能は、選択された1つのセルまたはテキストフレームだけが対象となります。
 
 
 
②「スタイル保持」にチェックを入れる
右隣りにある「\n」ボタンが操作可能となります。このボタン内の文字で
テキストアイテムを分断し、各スタイルに充てる事となります。
 

 
ボタンを押すことでスタイル区切り文字を変更できます。
「\n」はテキストの改行記号です。スクリプティングや正規表現に通じている方にはお馴染みかと思います。
単一の文字に限らず、2文字以上の文字列でも動作可能です。
スタイル区切り文字は区切り判定後破棄され、流し込まれるテキストには含まれません。
このほか、タブ記号は「\t」でも反応します。
もちろんタブ送りそのものでも反応しますが、ボタン内表示が紛らわしくなるためお勧めしません。
 
 
 
③適用
テキストアイテムを改行で区切った分ごとにスタイルが適用されました。
 

 
 
※流し込み先のスタイル数よりもテキストアイテムの区切りが多い場合、
 残りの区分は末尾のスタイルに改段区切りで続けて流し込まれます。
※逆に流し込み先のスタイル数にテキストアイテムの区切りが満たない場合、
 流し込み先のスタイルの余る分は削除されます。
※スタイル間に改行・改段文字がある場合は自動的に元の状態を継承します。
いずれのケースも、あらかじめ選択範囲を必要最小限の文字列にしておく事でズボラに回避できます。
不都合が連続する場合はテキストエディタで一括して整形し直した方がよいでしょう。
 

 
 
※流し込み先のスタイルが単一の改行・改段文字の場合は特例として、
流し込み先対象及びスタイル数にはカウントされず、そのまま残ります。