PlaceOptionalText_2.0/11_表組内に流し込む

旧バージョンにはない新機能となります。
あまり融通は利きませんが、お役に立てば幸いです。
 
①テキスト整形
列方向はタブ行方向は改行で整理します。これについてのカスタマイズはできません。
 
②表全体または一部のセルを選択
必要に応じて「スタイル保持」チェックを入れ、スタイル区切り文字を編集します。
※デフォルトのスタイル区切り文字である改行コードは表組の行方向区切りとして扱われるため、
表組内への流し込みでスタイル保持を使用する際は必須となります。
 
③適用
選択部分に流し込まれます。
余るセルは無視されます。
余るテキストは無視されます。

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PlaceOptionalText_2.0/10_スタイルごとに流し込む

あらかじめ原稿テキストにスタイル区切りを入れておく事で、
レイアウト上のダミーテキストのテキストスタイルごとに適用させる事ができます。
今項で使用するコントロールは以下の行です。
 
 
※ここで扱うテキストスタイルとは、同一属性で隣り合った文字列を指します。
 文字スタイル、段落スタイルなどが使用されている、いないに関わらず、
 属性本意で判定する事となります。
※また、選択範囲内に手動カーニングが含まれていた場合はこれを保持できません
 流し込み直前に、その段落の先頭文字が持つ自動カーニング値に変更されます
 この時、自動カーニングに変更された事で、その前後の文字と属性が完全一致するケースがあります。(つまり、スタイル数が変動します)
 
 
①「スタイル分布チェック」ボタンで、事前にスタイルの分布状況を確認できます。
※上記カーニング変更はこの時まだ実行されません。あくまで俯瞰的な目安としてご利用下さい。
 

 
分布チェック機能は、選択された1つのセルまたはテキストフレームだけが対象となります。
 
 
 
②「スタイル保持」にチェックを入れる
右隣りにある「\n」ボタンが操作可能となります。このボタン内の文字で
テキストアイテムを分断し、各スタイルに充てる事となります。
 

 
ボタンを押すことでスタイル区切り文字を変更できます。
「\n」はテキストの改行記号です。スクリプティングや正規表現に通じている方にはお馴染みかと思います。
単一の文字に限らず、2文字以上の文字列でも動作可能です。
スタイル区切り文字は区切り判定後破棄され、流し込まれるテキストには含まれません。
このほか、タブ記号は「\t」でも反応します。
もちろんタブ送りそのものでも反応しますが、ボタン内表示が紛らわしくなるためお勧めしません。
 
 
 
③適用
テキストアイテムを改行で区切った分ごとにスタイルが適用されました。
 

 
 
※流し込み先のスタイル数よりもテキストアイテムの区切りが多い場合、
 残りの区分は末尾のスタイルに改段区切りで続けて流し込まれます。
※逆に流し込み先のスタイル数にテキストアイテムの区切りが満たない場合、
 流し込み先のスタイルの余る分は削除されます。
※スタイル間に改行・改段文字がある場合は自動的に元の状態を継承します。
いずれのケースも、あらかじめ選択範囲を必要最小限の文字列にしておく事でズボラに回避できます。
不都合が連続する場合はテキストエディタで一括して整形し直した方がよいでしょう。
 

 
 
※流し込み先のスタイルが単一の改行・改段文字の場合は特例として、
流し込み先対象及びスタイル数にはカウントされず、そのまま残ります。

PlaceOptionalText_2.0/09_その場で編集してから流し込む

テキストアイテムの内容を表示するサンプル窓の中で文章を編集し、それを反映させる事ができます。
 
 
①テキストアイテムを選択し、サンプル窓に内容を表示させる
今項では複数でやってみます。
見出しが2行だと思ったら1行ずつバラけてたよチッキショー、というのを想定してみます。
(フレームを連結してしまうという手もあるにはありますが…)
ついでに文字訂正の必要もあった事にします。
 

 
 
②「テキスト編集」ボタン
別個に編集用ダイアログが開きます。ここで編集します。
 

 
リターンキー・エンターキーでの改行は無効となっていますので(Okボタンと連動しています)
必要に応じて下部の「改行」ボタン、「アイテム区切り」ボタンを使ってください。
 

 
図では一例としてアイテム区切りを1つ入れてみます。数字の2も挿入してみました。
終わったらOKボタンで、元のサンプル窓内に反映されます。
 

 
 
③サンプル窓内で必要分のテキストを選択する(必須)
実際の原稿ファイルやテキストアイテムの中味が書き替わるわけではなく、
いま表示されているサンプル窓の中だけで保っている状態です。
全体を流し込む場合でも全体を選択して下さい。
 

 
 
④適用
編集内容が反映されたテキストが流し込まれます。
アイテム区切りを入れた部分でテキストアイテムが分断して使用されたのがわかります。
 

 
 
※サンプル窓の中で直接テキストを編集する事も可能ですが、当スクリプトのみならず
ExtendScriptToolKitはフローティングパレット上の和文入力に関して軽く扱えないバグがあり、
おすすめできません。テキスト編集ダイアログ内での編集を強くおすすめします。
※なお、1文字選択→1文字再入力 などの、文字数が前後しない編集作業は変更が反映されない事があります
これもExtendScriptToolKitの仕様によるもので、当スクリプト固有の不具合ではありません
ダイアログ内で編集後、サンプル窓内で変更が反映されているか否かで判断して下さい。
このバグは必要分の編集を済ませたあと、英数入力で余計に1文字入力し、それをすぐ削除などで回避できます

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