IFA_id/04_こんなときにも便利

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●図版差し替え

図版の変更により、まったく絵柄の異なる画像に差し替える時など、大きさ・回転角・位置をおおよそ合わせる事ができます。
極端な例ですが、焼き鳥の画像などは串の両端にパスを打てばばっちり合うわけです。


しかし、つくねは串が2本刺さっている為、ちょっと手心が必要です。。


●切り抜き外の絵柄も参考に

一般に、クリッピングパス作成済みの画像をレイアウト上で操作する場合は
切り抜き範囲内の絵柄のみで判断する事となりますが、IFA_idはPhotoshopで画像を開く性質上、
クリッピング範囲外の絵柄部分をフィッティングのダシに使う事ができます。
これも極端な例ですが、真ん丸の無地のお皿に入ったスープなどではどうでしょうか。


※画像は「無料・許可不要のフリー写真素材」
http://photoga.blog45.fc2.com/ さん
から使用させていただきました


●複数作業者による共同作業が可能

一方のオペレータが画像に作業用パスを打ち保存、もう一方のオペレータがレイアウトデータ上でIFAを操作という分担作業が可能になります。

 みんなで一緒に仲良く帰れます(実際には数分ズレますが、きっとあなたを待っててくれると思います)。

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IFA_id/03_とりあえず編 その2

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IFA_idは、アタリ画像が既に配置済みの状態から作業開始する事を前提としています。
従って、比較的新しく配置された物を実画像として判断しています。
実画像配置後にアタリ画像を複製などして(複製された物に対して)実行すると、
この新旧関係が狂うこととなりアタリ画像が実画像に重なってしまいます。

ビートルズ
のつもりがずうとるびになります。ご注意ください。

また、アタリ画像よりも下位のレイヤーに実画像がある場合、
重ね合わせた時に背面に潜ってしまい確認ができないため
IFA_idはOpenボタン操作後、実画像の親フレームをアタリ画像と同一のレイヤー上に移動します。
実画像の親フレームがグループに内包されている場合はカット&ペーストで階層を移動します。
※この挙動はDismissボタン操作時、元に戻されます。

Photoshop上で画像に最低限必要な作業用パスの点は2つですが、
例外として図のように、①1点のパスの座標 ②その点から伸ばしたハンドルの先端の座標

  を2点分として扱うことができます。
パス2点の時のみ可能です。

この応用で、ごく最近発見した最速のパス打ちを紹介しておきます。
デジタル素材など、アタリ画像と実画像の角度差がゼロのとき限定となります。
・打ちやすい点に1点目を打ち、そのままShiftキーを押し、
絵柄内の輪郭線のどれかに接するまで水平or垂直に伸ばす

これだけです。2点目を点ではなく線にあてる事、水平or垂直に伸ばすため迷わない事から
ものすごく速くなりました(当社比)。

処理のキャンセルに使うDismissボタンでは、Photoshop書類は閉じられません。
これはパスの打ち間違いを訂正する時などを考慮した仕様となります。
Photoshop書類を閉じるタイミングは
①Applyボタン ②Open後のダイアログに「いいえ」で答える
の2つのみです。
それ以外の状況で画像を閉じる場合はユーザの手動となります。


チェックボックス「rotateI/O」について

デジカメ画像など、アタリ画像と実画像お互いの絵柄が元から明らかな平行関係にある場合、
手打ちしたパスからの演算結果では、0.1°などの微細な回転が発生します。
これをヨシとしない時、「rotate I/O」にチェックを入れることで
演算結果を無視してアタリ画像に設定されている回転角を実画像にそのまま使う事ができます。
(操作直後、再演算がかかります。手調整の結果は失われます)

パス2点で演算した場合、位置合わせは1点目のパス座標で行われます。


テスト段階で精度に不安を感じられた方へ

・ドキュメントの「表示画質の設定」が「一般表示」の場合はプレビュー画像の粗さから惑わされる恐れがあります。
一度、「高画質表示」で確認してみて下さい。きっとご満足頂けると思います。
・画像のフィッティング精度は打ち込んだパスの正確さに左右されます。
Photoshopのズーム比率200%以上を目安に精密にパスを打ち、いま一度ご確認下さい。
あとは、求められる最低限のフィッティング精度とパス打ちの適当さ加減の、ほどよい「真ん中」を各々の現場で模索して頂ければと思います。

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IFA_id/02_とりあえず編 その1

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このページでは基本操作の流れを解説しています。

ドキュメント上に実画像を新規配置し、アタリ画像と実画像、両方を選択します。
選択範囲内に画像が2つだけという条件下であれば、他の物もまとめて選択してしまって構いません。

IFA_idのOpenボタンを押します。
画像2つがPhotoshopで開かれます。

InDesign上では以下のメッセージが出ますが、この「はい」「いいえ」にはまだ応えないで下さい。

上記の挙動と同時にPhotoshopがアクティブになるので、
アタリ画像と実画像、それぞれ絵柄の同じ箇所に作業用パスを打ちます。




最低2つの点を必要とします。もとから無関係な類似画像が開かれていたりした場合、取り違えにご注意ください。
※作業用パス以外は判定しません。
※このあと、画像は保存せず閉じられます。

パスを打ち終えたら、画像は開いたままにしてInDesignに戻り、

 出たままにしていたアラートウィンドウの「はい」ボタンを押します。
※ここで「いいえ」を選択すると画像は閉じられ、作業はキャンセルとなります

Photoshopで打ち込んだ作業用パスの座標値を読み込み、演算が始まります。

実画像が変形され、アタリ画像の前面に重なります。

重なり具合(精度)の確認には、Duscessボタンを押します。
実画像が約0.6秒の間隔で見え隠れします(レイアウトの描画処理が重い場合は若干間延びします)。
変形の微調整が必要であればこの段階で実画像を直接操作して下さい。


Applyボタン
で差し替えを確定します。
実画像はクリップボードにコピーの上、親フレームごと削除され、アタリ画像の親フレーム内にペーストされます。

※Photoshopで開かれていた画像2つは、この時点で閉じられます


Dismissボタン
は、根本的に作業用パスを打ち間違えていた時や、
作業をキャンセルしたい場合に使用します。
ドキュメントはOpenボタンを操作する直前の状態に戻ります。

基本操作は以上です。
次項で補足説明があります。

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