おさかな:もがいてもがいて帰りは身軽

09.10.22
この週末、家族が疎開したスキに無人ザリガニ招集装置「置きザリくん」の制作にかかる。
 電気ドリルとダイヤモンドカッターでゴリゴリ。

1号機は炭酸飲料のペットボトルをチョイスしたのが仇となり(とっても固いのだ)、加工にものすごく手間取った。
2号機は多少学習し、お茶のペットボトルで。さくさくっと完成。
 夜陰に乗じて近所の公園に仕込んでおいた。

09.10.23
朝、置きザリくん回収へ。
1号機:無ザリ
2号機:無ザリ...かと思ったらゴミと見まごう程の小さな小さな小さな子供が1匹。

 あまりにも小さい。
..か、かわゆい。
ひとまずキープ。数はまとまってないけど試すだけでも。


09.10.23 22:00〜6:00
東扇島西公園テトラ、水江公園、城南島海浜公園
仕掛け:電気ウキ、以下てきとう
エサ:オキアミ半生、ザリガニ

22:00
公園の同じ場所に再度置きザリくんを放ち、チビザリ1匹を連れて東扇島へ。
 ある程度魚の居そうなタナを把握してからナケナシのチビザリを使うツモリで、しばらくはオキアミで様子見。
が、どうにも風が当たってヘチに仕掛けを送り込めない。
 それと岸壁の段になったすぐ先に怪しい水流があり、左へどんどこ流されてしまう。
ほとんど、釣りに来たんだかキャストの練習に来たんだかわからん始末。
 開始45分程で、フェンシング※...。
前回も同じシチュエションで電気ウキが..
 しかし今回はスペアがない。

意を決して、闇夜の中年アスレチック大会。3mほどのフェンスを、行きと帰りで都合4回。
 汗だくで電気ウキ回収成功。
ついでに前回の電気ウキも、と思ったが見当たらなかった。
 代わりにメタルジグ2本ゲット。これはこれでいいじゃない!

気を取り直し、呼吸を整え、釣り再開。
 しかし狙った場所に仕掛けが飛ばなくて釣りにならない。
例の怪しい潮流に乗ってる最中にズモンとした重みが来たのだが合わせ損なった。
 これは、仕掛けそのものを見直さない限りここでは無理と判断。
こないだのフッコはホントのマグレだったようで。風もなかったし。

それはそれで、と、さんざ勿体ぶってチビザリちゃん起用。
 もうかなり愛着があるが、ここは心を鬼にして。バケツから取り出し、釣り座に戻った。

...チビザリちゃん、ピンと跳ね、チュルンと手から抜け、ポチャンと逃走。 orz

あまりにもやる気が失せ、終了。
 と思ったが、周囲にルアーマンが取り巻いてきたので「ジグなら難なくヘチに」と思って先程獲得したジグを1本試してみた。
吸い込まれるように、元あった場所へ飛んでった。フェンシング※
 道糸をそそくさと切り、辞去。
  しかし手ぶら帰投が続いている上に家族もいないので悪あがきはするのであった。

2:00
釣り具店で小物を補充し、前からなんとなく気になってた水江公園へ。
 3名ほどの先客はいたがまるで魚運に恵まれていないよう。
イソメぐらい買っておくべきだったのだろうが、とにかく魚の気配なし。
 60分ほどで力なく辞去。

3:30
城南島へ。とにかくもう手ぶらはイヤだ。メジナでいいから(偉そう)釣って帰りたい。
 入り口前のクルマが少ない。なんとなくイヤな予感。取締りがきつくなったのだろうか。ともかく入る。
先客は1名のみ。東扇嶋とえらい違いだ。いつものキャンプ場前テトラへ。
 いつものネコがいる。こいつに何匹貢いだやら。
フェンスの注意書きに変化がある。従来の「柵の中に入らないで下さい」に加え、「ここは釣り禁止です」
  ..ともかく始めてみた。
人は決まりを破っても、魚はキッチリ守った。釣られてくれなかった。

09.10.24
7:00
うなだれて帰投。
 公園の置きザリくん回収に寄る。
..無ザリ。
 ついでなので、ものの5分間だけ手で釣ってみた。
  先日と全く同じサイズのチビザリが1匹だけ。...かわいい。連れて帰る。


 機能してなかった水槽に移すとまた愛らしいこと。


13:00
仮眠後、愛玩用ではなくエサ用にザリガニ漁へ。
 効率化を求め、ダイソーへ寄って小魚用の手網を購入。
  同じ什器に挿さってた、柄が水玉模様、網玉がハート形の商品にちょっとだけ気持ちが動いたが理性が勝った。
 公園に着き、せかせか準備をしているとチビッ子に話しかけられた。顔は覚えてないが先日手伝って頂いた一団の1人みたい。
  のんびりやろうと酒とツマミまで用意してあったのだが、せっかくなのでまた手伝って頂くことに。
 網、すっかり主導権を取られてロクに使えませんけど。買ったのついさっきだよおい。

ほどなく、クラスメイトとおぼしきチビッ子が寄ってきて、顔見知りらしきチビッ子が寄ってきて、
 人数がそれなりになると周囲の目もちょっと質が変わってきて、
通りすがりの縁遠きチビッ子も、え、なになに、おもしろいのそれ、という感じでくわわるくわわる!
  もう網の所在も把握できないぐらいになった。
 網は?と確認してみたら、えらくビミョーな地点に沈められていた..大人のリーチでどうにか回収できたんだけど。
  小学1〜2年生の総勢7人+怪しいザリガニおじさんで、穫れたザリガニがおよそ27~28匹。

17:00
日没を間近にして夕立。気が付くとチビッ子みんないないし。礼儀もへったくれもない。おじさん淋しい。いや、お兄さんだが
 正直、エサとして使えるか微妙すぎる程大きなのもかなり混ざっているものの、全ザリガニを雨の中連れ帰る。
水槽、バケツ、水汲みバケツ、に3等分してケンカしないよう言い聞かせ、ダイソーで買ってきたザリガニのエサを供え、晩酌して就寝。


09.10.25
14:00
前日の出来事はなかった事にし、軽装でまたもザリガニ漁。なんなんだろう。もう趣味か本職か。
 東屋の一角に陣取り、4本の仕掛けを垂らす。本気です。世間体とか後回しです。
今回はチビッ子はなし。網を水没させた可愛くない子が1人だけいたが知らんぷりしてやった。

17:00
 5cmをボーダーにして大きいのをリリースした結果、手元に残ったザリガニは、
  2匹。
シーズンを外れたせいもあるが、小さいザリガニは釣り人とエサの引っぱり合いになるとすぐ諦めて手を放す傾向にある。網を入れると驚いてすぐ逃げるし。
 これに特価した次なるザリガニアイテムの構想はもう頭の中にあるのだが、今度のは資金が少しかかる上に人目をひくので悩み中。

19:00
家でサヴァイヴしたのと合わせて3匹のザリガニを携え、いくつかの巡回先サイトで目についた青海南埠頭公園に行ってみることに。
 環七-中央防波堤-というコースでよかったけど距離があるので思い切って四谷-皇居-のコース。
黒塗りの品川ナンバーの外車の影が濃いエリアを、実用的なバイクにむっさ荷物を積んで竿ケースを背負ってザリガニ入りバケツをくくりつけて走る。かっこわるい。

09.10.23 20:00〜21:00
青海南埠頭公園
仕掛け:電気ウキ、以下てきとう
エサ:ザリガニ

...その他のエサを持ち忘れているのに気付いても、既にオシャレなベイエリア。
 先客は、ヘチでタモの要らない魚を乱獲してる人が1人だけ。
と、とにかくザリガニを。
 超極小、極小、小 と3匹いるうち真ん中の極小から。頭に刺した。
ウキが沈んで慌てて合わせて、ハリだけが戻ってきた。解釈に悩む。
 次いで小ザリガニ。背中に刺した。
うんともすんとも反応なし。30分ほどで召されたので葬った。
 最後にキュートな超極小。もうかなり情が移ってますが。しっぽに刺した。
電気ウキがブルルッ、という瞬間が何度かはあるのだが消し込みはせず。大事にしたいがゆえ慎重になって聞き合わせもせず。
 25分ほどでチビザリもあまり動かなくなり、悲しくなったので葬った。
ダレダレ〜にうなだれて帰投。
 22:00〜4:00までは晩酌しながらギター鳴らして遊んだ。

....4連続
まだザリガニにこだわるんだろうかウチは。

【用語】
フェンシング……フェンスを釣ること。または釣られること。

2 thoughts on “おさかな:もがいてもがいて帰りは身軽

  1. 見たどぉ
    楽しんでんじゃん♪
    ただ…言える事は体力の衰えに凹むよりキャストコントロールの方だな(笑)

  2. あー来た。ありがと。
    遠投用ウキでも買うかなあ。オモリ2Bだよ。飛ばないよ。
    もうフェンシングは勘弁だしなあ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*