InDesign:セル群それぞれ結合 & セルのコピペ後に属性だけ復元

鮭がひたすら川の上流を目指すように、DTPオペレーターはデザイナーを志して然るべし、
と思っていた時期が長かったんですが(そのくせがんばってはいなかった)
トータルでディレクションできないぶんにはもにょる作業ばっかり多くて…
もうトシもトシなので、まず問題なく一丁前にできる事をやるのが筋だよなあ、てのもあり。

というわけで、行きがかりですが転職しました。年末に。
素人指示の素人赤字な現場にいたせいで、久々に組版してますという実感。自動化がいくらでも生きる職種。
つまり、イラスター現場からインデデ現場に戻ってきました。
以前のように慌ただしい月刊ファッション誌などではなく書籍系ですね。

そんなんで、また今後InDesignの記事ばっかりになっていくと思います。
というかInDesignしか触らないので、ほかの2つはほかの場でのみ使う感じになりそです。
衰えがこわい。


で、こないだ片付いたのがQuarkドキュメントの改版をInDesignで、というやつ…
もう聞いただけで笑顔が曇りますが。ひとごとならよかったのだがw

中でも表組が、あのー、
タブ送りの複数行に罫線を別置きしただけのやつ。


このまま表に変換してやればいいんだけど、各種セル属性の設定がめんどうなので作り置きの表に流し込みたい。
でも構造上、複数行のセルは実質複数段落でできているので、表に変換するとセルが小分けになっちゃってしまっちゃう。

ので、セルの結合をしたいんだけど、たとえば「n列の3、4行のセルを結合」を列ごとに、みたいなことは一括ではできない(と思う。標準機能で方法わかる方いらしたら教えてください)。

ので、スクリプト書きました。


id_mergeEachLines.jsx

お手元の環境で動かなかったらがまんしてください。


あそびかた

結合したい単位でセル群を選択します。
選択は、1行または1列以内であることが条件となります。
(作り込んでないので)

スクリプト実行します。
上図のような選択であれば、2行分のセルを列ごとに結合します。

で、このような結果に。

逆に、実行時にこのように選択していると、今度は行ごとに結合します。

という判別をしているので、2×2ごとに4つずつ結合、とかは今のところ非対応です。
できると便利なんだろうなあ!(中空を見つめている)


もうひとつある

で、で、整形された表になったとして、ヒョーマットにどう流し込むか、って事なんですけども。
選択セル群の行/列の個数が一致していれば表to表でコピペができます。
が、セルの属性もまるごとペーストされちゃってしまっちゃいます。
表スタイル/セルスタイルなどの用意があっても適用しなおしはちょっとめんどくさい。

ので、スクリプト書きました。


id_restoreCellStyles.jsx

お手元の環境以下略


あそびかた

まず、属性が崩れてもいいので、かまわず一旦コピペしちまいます。

ペースト後の選択状態を残したまま、スクリプトを実行。
セルの文字列を覚えて、ペーストを取り消しして、あらためて文字列を移植する、という処理です。

おーやったー。

コピー元とペースト先、同時には選択できないため、このような設計としてみました。
瞬発的に書いたものなので、複雑なカタチの表では試しておりません。

さあさあさあさあ早く帰りましょう。

 

でーす。

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Photoshopのブレンドモードのオブジェクト名

なんだか降って湧いた話があって、いまIllustratorとPhotoshopとInDesignいっぺんに動かす贅沢なスクリプト書いてるですが、

なんでかESTKのオブジェクトモデルビューアにPhotoshopCC2017のDOMが表示されない。ウチだけですか。そうなのかな。まあいいや。

まあいいやって、CS6のDOMを参照してるんですけど、
あのーブレンドモードがドレがドレだかわかんない。

ので、いっちいち試しては、あーコレかって、メモを作ってみたんですわ。

そしたらいくつか不足があって_(┐「ε:)_
アホビ! アホビシステムズ!

というわけで、設定済みのレイヤーを叩いて調べました。
たぶんまた忘れた頃に同じことをしそうなので、
自分用に記しておくとします。


※列挙順はPhotoshopのレイヤーパネルに合わせてあります。
(テーブルを置こうとしたけどHTMLの書式が忘却の彼方)

通過(レイヤーセット(グループ)のみ)
BlendMode.PASSTHROUGH

通常
BlendMode.NORMAL

ディザ合成
BlendMode.DISSOLVE

比較(暗)
BlendMode.DARKEN

乗算
BlendMode.MULTIPLY

焼き込みカラー
BlendMode.COLORBURN

焼き込み(リニア)
BlendMode.LINEARBURN

カラー比較(暗)
BlendMode.DARKERCOLOR

比較(明)
BlendMode.LIGHTEN

スクリーン
BlendMode.SCREEN

覆い焼きカラー
BlendMode.COLORDODGE

覆い焼き(リニア)
BlendMode.LINEARDODGE

カラー比較(明)
BlendMode.LIGHTERCOLOR

オーバーレイ
BlendMode.OVERLAY

ソフトライト
BlendMode.SOFTLIGHT

ハードライト
BlendMode.HARDLIGHT

ビビッドライト
BlendMode.VIVIDLIGHT

リニアライト
BlendMode.LINEARLIGHT

ピンライト
BlendMode.PINLIGHT

ハードミックス
BlendMode.HARDMIX

差の絶対値
BlendMode.DIFFERENCE

除外
BlendMode.EXCLUSION

減算
BlendMode.SUBTRACT

除算
BlendMode.DIVIDE

色相
BlendMode.HUE

彩度
BlendMode.SATURATION

カラー
BlendMode.COLORBLEND

輝度
BlendMode.LUMINOSITY


以上でーす。
ありがとうこの日の自分(感謝前払い)

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おうん…おうごんひ

組版・出力オペレーターでなくなってから2年経ちます。
もう文字組みのこと半分忘れてます。
現在は純度100%の制作オペレーターなんですが、会社の名刺にはデザイナーと書かれてしまっています。
そして、日々ダサい物を量産しております。
このままではいかん。でもこのトシからどうにもならん。でも少しでもなんとかしないと。

そんな折、ひどぐち先生のご著書を入手しまして
161024

もりもりっと読み進めてたんですが、ものの30ページもいかず読む手が止まっちまいまして。
というのも、P.26で記載された黄金比・白銀比にピピンと来てしまったもので。
黄金比しゅごい。

今までなんとなーくの比率で分けてたものを、もうちょっと意識してみようかな、と思いました。
というわけでスクリプト書きました(なぜそうなる)。


ai_goldenRatioMaker.jsx

MacOSX 10.9.5 IllustratorCS6で動作確認。
動かない環境の方は泣いて我慢しましょう。


 

あそびかた

なにか単一のオブジェクトを選択しといてください。
単一のグループも単一オブジェクトと見なします。
ここはひとつ、長方形などが望ましいです。
ていうか長方形がいいです。
むしろ長方形じゃないとだめかもです。実際なんでもいいです。
161024a

スクリプトを実行すると、なんかかわいいのが出ます。
※現状、このあと単一オブジェクトの選択ハニーがないと動きません。
161024b

何もいじらず、そのままPleaseボタン(リターンキーでも可)を押してみると
オブジェクトの縦横サイズが黄金比になります。
やったー。
(図中のガイド線およびサイズ比の数字は目安に置いたもので実際は生成されません)
161024c

各コントロールの大まかな説明。
下半分は「黄金比」⇔「黄金分割」によって表示が切り替わります。
「黄金分割」で、任意方向にオブジェクトを分割します。
「間隔」はミリメートル限定ですが分割時にアキを入れれれます。
161024d

たとえば、
・白銀比 ・白銀分割 ・間隔:3mm
・狭/広 ・ヨコに
としてプリーズするとこのように。
黄金比リサイズ後であれば、間隔が0mmだと片方は正方形になる勘定です。
161024e

たぶん、いつか、なんかの役に立つ気がしないでもないです。
たぶんたぶん。

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「shag」のこと

えー、長く携わっておきながら自分のblogでは一切触れていなかった「shag」について、
現状とこれからのことをお話します。

「shag」計画は、中綴千頁さん作「仕上げ屋」を原型とする模倣品を制作とする物でした。
当時、本家のほうはInDesignのバージョン対応を兼ねた新バージョンがリリース目前、調整中といった様子のまま長らく動きを見せておらず、主要機能の模造を依頼されたときは業界の需要を感じ、なんとかかんとか形にしてリリースしました。
これがshagバージョン0.46です。

このあと、幾人かの開発協力を得てshagは機能を増やし、精度と信頼性を上げていきました。
当時のウチはコレを実務で大いに活用していたので、有用と思われる機能の発案はとどめるところを知らず。できるかできないかは後で考えるといった体で次第にパレットは肥大化していきました。ハリボテですけど。
それでいて操作性はそれなりのわかりやすさであったと自負していますが…
作り始めた当初、ここまで巨大なスクリプトになるとは思わず、ついついダラッとした設計をしてしまい、後でものすごく苦しむ事になりましたが。

といった流れでみちみちと完成に近付いていってたのですが。
が。
2014年夏、身辺に変化が起こりました。転職というやつです。
これにより、実務での実用・テストの機会を失いました。
加えて、アイドル歌手という職業に於けるタイトなスケジュール管理の下での開発時間捻出は非常に困難となりました。
ウチだけでなく主要開発陣についても同様の変化があったようです。
みんな忙しすぎて身動きが取れないのです。仕事の単価は下がる一方です。

そうしてほぼ2年が過ぎまして。
フリー版としてリリースした物に含まれていない機能は2つ。
処理範囲指定とフィルタリング。
処理範囲指定は完成しております。
画像の種類でふるい分けするフィルタリング機能は、脳内では完成しておりましたが手つかずに終わりました。
拙作「SelectionExpander.jsx」のソースを応用すれば雑作もない事ではあったのですが。

以上で「shag」計画はひとまずの区切りをつける形となりました。

今後のこと

正直なところ、当時の自分が書いたコードを今の自分が見て思った事は
「ぜんぜんわからん」、「ぐちゃぐちゃだなあ」、「見たくないなあ」です。
しかし根幹から書き直す時間的余裕はありません。
今後ですが、
・実装予定で結局実装しなかった機能のコントロールを削除(トルツメ)
・いずれ公開しようとしていたPro版にのみ搭載していた機能(ページ範囲指定など)を有効化
を整えた物を最終版として公開、以後はサポート作業のみ
という事で開発陣一同、手打ちとなりました。
それへの着手もいつになるかさっぱり見えないのですが。。

以上、さえない状況報告でした。

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