InDesign:Tamboless 1.2.4 アップデートしまして

先日ひっそりと公開したTamboless、アップデートしました。
今回の機能追加でようやく理想のものになったと思います。


かわったとこ

ドロップダウンリスト「基準」を設置

定規(従来のもの)、マージン、ページ、スプレッド を選択できます。
定規以外は上下左右それぞれ、内側に向かったオフセット値を表示します。

計算式の入力に(まあまあ)対応

アプリ標準パネルと完全互換ではないのですが、だいぶ(ぶん)対応しました。
完全互換を目指したらものすごく沼ったのでまた今度にします…
とくにパイカとシセロの実装でホネが何本か折れました。

↑↓キー(shift併用時も)のスナップ値をアプリ標準挙動に完全一致

先日さんざん調べたアレが生きています。
とくにパイカとシセロの実装で歯が何本か抜けました。

無効な入力をしたらフィールドが赤く点滅する

しらんぷりも冷たいし、ねちっこいアラートも邪魔だし、という感じで
一瞬チカッと色が変わります。

フィールドの文字をやや大きくしました

前のが小さすぎたんですね。ふつうにしました。

そんなんで、まあ、よかったらかわいがってやってください。


余談

実は1.2.xから有料化する気まんまんでした。ライセンス管理をつけて1.3として出す気でした。
機能制限の線引きがまとまった瞬間、リジェクトされるだろうと思って諦めた1.0.0が審査合格してしまい、
機能を削るに削れなくなってしまい、思い直して無料でいいです、となりました。


※やりとり


そんなんで、まあ、よかったらかわいがってやってください。
(以上、1.2.2更新分)


1.2.4リリースしました

やつぎばやですが、これで完成です。

寸法のロックボタンの状況を保存するように改良

起動のたんびにロックonになってしまっていたので、前回の状況をロードするように変更しました。

寸法ロックボタンのアイコンを見やすく

ロック on/off が小さすぎて区別しづらかったので、錠前アイコンあり=ロック中、なんもなし=ロック解除 としました。の方が断然わかりやすいと思って。

サイズが0以下になる変形を抑止

標準パネルだと「要求された値は不正なサイズです」とか叱ってくれるんですが、見落としてました。

ハードに操作したとき不安定になるのを改善

もう、赤ちゃんみたいにばしばし連打しても、猫みたいに押しっぱなしにしても壊れません。
(日な開発段階でヒドめにテストしてるとしばしばハングしてたんでした)

以上で完成です。つかってみてね。

InDesign:自由変形で拡大・縮小すると取り残されるテキスト属性をまとめたよ

もうこれ、「そんなこと通常やりませんし」って言われたらそこで試合終了のやつなんですが。

テキフトフレームを自由変形(など)で拡大縮小。
見た目で文字サイズを決めるというか、ダイナミックテキストみたいな使い方、InDesignでは普通やらない。
けど、組版の仕事では考えにくいというだけ。
別にアプリで禁止はされていない。好きに使えばいいじゃんすか。

で、タイトルの通りなんですが、拡大・縮小についてこない属性ってのがいくつかありまして。
洗い出してまとめました。ぜんぶ日本語だけの機能です。


たしかめかた

テキストフレームに文字を入力して、ありったけの装飾を入れて、コピー。
ぜんぶアウトライン化して、色を変更。
「元の位置へペースト」して、なんとなく背面にまわしてしまいましょう。
これで準備できました。

で、すべてを選択して、自由変形でドカーッと拡大してみたのがこれ。イヤじゃないですかこれ?

以下の属性が取り残されたのがわかります。
・縦中横のシフト量
・割注:行の間隔
・ルビ:親文字からのオフセット
・圏点:親文字からの間隔

日本語だけの機能って、日本人しか困らないからなかなか直してもらえない印象が強いです。
せめて抗いましょう。UserVoiceに投稿済みです。お気持ちがあれば賛同いれてください。
 ↓

オブジェクト拡大・縮小に応じない いくつかのテキスト属性がある

InDesign:単位ごとにshiftキーの増減量がちがうの知らなかったのでまとめました(2026)

どうもどうもどうも。
先日、やっとこさUXPプラグインTambolessをリリースする際、アイコンの不備だかなんだかで3度もリジェクトくらいまして。4度目を提出したものの既にもう諦めムードで。
その審査の待ち期間にヒマを持て余して新機能を実装してしまい、いろいろ迷ってる間にまさかの審査通過。
だもんで、とりあえずの形で公開したんでした。

で、用意しておいた新バージョンをすぐさま提出しようと、新機能にまつわるスクショを作成してて、「グローバルな人気者にしたいので単位も海外スタンダードなやつにしよっと」って環境設定を変更したとたん、驚きの…いや、単に不勉強なせいで、予想外の挙動をしたんでした。


InDesignの変形パネルに的を絞っての話ですが、
・値のフィールド内で↑/↓キーを押すと自然数に繰り上げ/繰り下げしながら増減
・shiftキーを押しながら↑/↓キーを押すと10の倍数に繰り上げ/繰り下げしながら増減
だと思ってました。…思い込んでました。

よくよく思えば、文字まわりで級だの歯だのは5の倍数に増減してんじゃんよ、と気づいたのはそのあと。

せっかくなので2026バージョンで全ての単位を検証して表にまとめました。
一緒に驚いてくれるとうれしい。不勉強は自分だけじゃなかったんだって安心したいw
くわしい方、不備があればお知らせいただけるとありがたいです。

名称 英語版の名称 表記 スナップ

shiftキー併用時のスナップ

自分のための備考
ポイント Points 1 pt 1 10  
パイカ Picas 0p1 0p1 1p0 0p1は1pt、0p12で1p0へ繰り上げ、6p0(72pt)で1 inch
インチ Inches 1 in 1/16 1/4  
デシマルインチ Inches Decimal 1 in 1/16 1/4 使用上、インチと差分なし(どなたか教えてください)
ミリメートル Millimeters 1 mm 1 10  
センチメートル Centimeters 1 cm 1 10  
シセロ Ciceros 0c1 0c3 1c0 0c12で1c0へ繰り上げ。ヨーロッパの文字組版で使用されるらしい
アゲート Agates 1 ag 1 10 新聞の出版に使われる単位(知らない…)
ピクセル Pixels 1 px 1 10  
Ha 1 H 1 5  
アメリカ式ポイント point 1 ap 1 10  
U U 1 u 1 8 新聞の出版に使われる単位(知らない…)
Bai 1 bai 1 5 新聞の出版に使われる単位(知らない…)
ミルス Mils 1 mils 1 5 1/1000 inch
カスタム Custom 1 pt 1 10 ポイントと同じ。定規の目盛り間隔をカスタマイズ可能

どうでしょう。ふだん仕事で使う単位しか用事がないので、とくにインチが1/16ごとに増減するのとか、ほんと意外でした。シセロも0.3ずつなんだなあ。
↑/↓キー押しても小数が見えてしまい、肝が凍えましたわ。

それと、末尾の「カスタム」についても以前一回調べて把握してたんですが今回きっぱり忘れてました。
基本はポイントと同じで、定規の間隔だけが変わるんですわこれ。

Tamboless 1.0.0では、「10倍は大げさだよう」と自分本位にshiftキーで±5 と仕様を定めたんですが、
上記のように全部が全部±10ではないとわかった今、次のバージョンではほぼ完全に標準仕様を踏襲する予定です。
がんばれチャピー(チャピーかよ、とか言わない)。