ありませんか。あるんですよ(枕が空転)
いやもう眠いっす。。
今日び、イラスターでトンボ(トリムマーク)がアートボード内にあるようなデータ、まーだ見かけます。
このサイズで自分とこのプリンタで出したい。ごもっともです。
ルールにのっとっている。ごもです。いろいろな事情がおありなのでしょう。たぶんだけど。
とうにご存知かもしれませんが、製版寸法がスペック通りに作られてないうんこデータのトンボは、後工程で出力やさんがきれいにきっちり作り直してくれています。ほんとだよ。余計な仕事増やすんじゃないよこのやろう。
中には、経緯はわかりませんがトンボの元オブジェクトが残っていない物も、まま、あります。
そんな時はトンボの仕上りの直線をニューッて複製してニューッて複製したのを選択して分割、とかで復元します。
煩わしい。七面鳥くさい。手慣れた自分が悲しい。
というわけで、オブジェクト化してあるトンボを元に自動でアートボードや長方形を作ってくれるやつをスクリプト書きました。
信頼のおける出力やさん仲間からのリクエストだったんですが、ウチ自身も出力やさん時代かなり苦渋を吠え面だった案件だったのでノリノリです。
※めっさ記憶違いで、自分が欲しくなって「需要あるかね?」とTwitterで問うたんでしたw
ai_trimMarkToArea.jsx
IllustratorCS6(Mac) で動作確認済み
たぶんCS3以降のMac/Winどれでも動くかもしれない気がします。
2016.09.08 CS3/CS4でキッパリ不具合だったそうですorz
なんとか直しました。CS3では長方形作成のみとしました。
CS2以前は環境がないので試しておりません。
あそびかた
トンボを選択します。
スクリプトを実行すると、条件調査が済みしだいダイアログが出ます。
トンボを元に何をするか、たくらみ通りの項目を選んでプリーズボタンを押しましょう。
久々に出たなあプリーズボタン。
できあがり。
長方形を作成した場合は線なし長方形を選択して終了となります。
しくみ
X、Y座標とも、トンボを構成するアンカーポイントの座標を調べたのち、
センターから外側に数えて3番目の座標を採用しています。
これにより、イラスター以外のアプリケーションで作成されたトンボにも対応しています。
あたまいい。
この場合、実行時に折りトンボを選択から外すようにしてください。
また、調査段階で、アンカーポイントが3つのオブジェクトを数えています。コーナーのL字ですね。
これがきっちり8個あると優先して座標を採用します。
つまり、イラスターでそのまま作ったトンボなどでは折りトンボが一緒に選択されていてもへっちゃらなのです。
すごいあたまいい。
てな感じです。
ウチは足を洗った今でも出力やさんの味方です。
でーす。
あ、へんてこなタイトルについてはわかる人だけわかればいいので説明ありません。
ウチの会社では、アートボード内にトンボを作る流儀です。うー、すみませんです。
それはともかく、今回のスクリプトは隠れた需要が多いと思います。
塗り足しが無い支給データに仕上がり枠が無いとき、便利に使えそうです。逆にクリッピングマスクを失敗してトンボの外までオブジェクトがある場合もいいかもです。そんな訳で、ありがたく使わせていただきます。
なお、CS5以前の動作確認をしたので、ご報告します。(検証機:Mac OSX 10.6.8)
CS3 実行すると下記のエラーになります。
Error 21: undefined がオブジェクトではありません。
Line: 37
-> var ind = doc.artboards.getActiveArtboardIndex();
CS4 新規アートボードを実行すると下記のエラーになります。他は大丈夫です。
Error 24: doc.artboards.insert が関数ではありません。
Line: 37
-> doc.artboards.insert(rect.geometricBounds, doc.artboards.length);
CS5 全てバッチリ動作します。うれしい。
うあーコメント見落としてましたすーません!
自分都合でCS6より前はほぼ使わなくなってしまったのでCS6だけで済ませちゃったんですけど、
需要を考えると過去バージョンも対応したほうがよさそうですね…
とはいえCS3以前のアートボードは現在のような用途には向かないので、
長方形作成機能だけ動けばいっかなーと思います。
…で、すみません多忙につきスグ対応できなさそーですorz がんばります。。
とかなんとか言ってる間になんとか…
お手数ですが、よかったらお試しくださいー
DL先おなじです。
ご多忙の中、CS3/CS4の対応いただき、ありがとうございます。ちゃあんと直っていました。まことにお見事です。
ついでにCS2も試してみたところ、こちらも問題なく動作しております。(CS3と同じ仕様ですね)
これでバージョンの死角がなくなり、さらに便利になったと思います。早くトンデモデータが入稿して活用したいです。
引き続き動作確認ありがとうございますー。
CS2でも動いたんですね、よかったw