InDesign:PDF読み込みオプション「背景を透明に」ありなしついてるついてない

決算期のごちゃごちゃ中、ちょっとしたことでつまづいて時間をくってしまったので
共有のため記録しておきます。
おそらく有識者には今さらな内容かもなんですが。無識者ですこんにちわ。
今回、図版少ないです。
以下、デスマス省略しま(もうしてる)。

Word入稿の抄録用原稿データ。
Word上で編集→PDFMaker(AcrobatリボンよりPDF書き出し)→Acrobatプリフライトでグレスケ変換
という作業を経て、InDesignにだーっとPDF配置してどーん、という案件。1cもの

今回は再校提出直前のセルフチェックで発覚。
提出用にInDesignから書き出したPDFをチェックしてたら、なんか茶色いなあと思って。
分版プレビューしたら、ほんとに茶色い。CMY版にしっかり入っちゃってる。

そのInDesignに配置した元のPDFは、Acrobat上の分版プレビューではきちんと1cになっている。
InDesign上で何かが起こっているっぽい、と。
こねくりまわした結果、配置時の読み込みオプション「背景を透明に」オフで発生することが判明。
ちなみに、一度茶色く配置してしまったら、再リンクでは直らない。新規配置しないとだめ。

誰か何か知ってたらいいなあと思ってTwitterでひとりごちたら
強力なのが二人ほど食いついてきてくれて、
Word上に配置された透明部分ありの画像が原因である、とのヒントを得る。
ヒントというかもう答えだわ。。

納期が差し迫っていたので一旦は提出を済ませ、検証してみたのが以下。
まず仕事に関係ない透明部分ありの画像を用意。おおかたgif、png、tiffでしょうな…
psdはMac版(2019)でのみ配置可で、Win版(2019)ではエラーが出た。なんでだ。。
そういうもんなのか。
とりあえずテストにはgifを用意しました。透明あり。

gifを配置、ちょっとだけテキスト打って。
もう作り込む気力がないので最低限の状態で保存。
をPDFMakerで書き出したのがコレ。

…を、Acrobatで開き、印刷工程 > プリフライト > グレースケールに変換。
この時点では出力プレビューでK版を隠したら画面まっしろ。いい子。

…を、InDesign(今回は2021)に配置。ここですここ。
「背景を透明に」オン、オフで2通り配置。

を分版プレビュー。はい、どん。
おみごと。


上にも書いたけど、一度こうなったらリンクの置換(再リンク)では直せない
新規でまた配置しないとだめ。
…を、弊社工程上のPDF/X-4で書き出したものをAcrobatで分版プレビュー。
はい、ちゃんとだめ。

…という話、今までまるで頓着なかったので初めてぐぐってみたら、
SCREENさん他いくつか記述が見つかりました。そりゃさすがになあ。
記事は古いものだけど、PDFMaker(Acrobatリボンからの書き出し)
がこわいという点では変わりないみたい。


印刷 > AdobePDF を使え、とある。ほあー。またドロップレットvb書き直しだわ。
ちなみにMacのQuartzも同等かそれ以上にダメっぽい。ダメじゃん。
2015年07月24日 | Office系でのPDFMakerとMac OS XのQuartzに注意

せっかくなので 印刷 > AdobePDFで試してみたところ、まるで症状出ず。
ただ書き出し時間は倍ちょっとかかったので、困らない人にはただ遅いだけということに。
でもまあ困るでしょ。困ろうよ。すごいこわいよ。

なんかもう、気をつけましょうとしか言えない話だけど。

まとめ:

すごく気をつけましょう。

※ Ryu-chang さんよりコメントいただき、Acrobatプリフライト >透明を分割 をグレスケ変換前に行うことで解決していらっしゃる、とのこと。なるほどだー! グレスケ変換時ヘンに濃くなるのも防げるそうです。勉強になりました!
万が一ストリーク(白スジ)が出たら最終手段でAdobePDF、じゃないうちは元通り手軽にPDFMakerで様子みようと思います。感謝感謝。

InDesign:正規表現検索結果で段落をソートするやつ

えー…すみません、ちょーっと魔がさしてコーコク入れてみたんですけど、
現状ちょーっとうざすぎなのでのちのち ちょーっと加減します。
しばらく我慢しましょう。

さておき、長年いわゆる文献を番号ごとにソートしたくてたまらなかったんですが
1こ移動すると1こずつズレて2こ目を捕まえられなくなって泣いてて、
ついに諦めて、順番に複製して最後に元をごっそり削除、という暴挙に出ました。
やっと実用段階かなあ。
というわけでどうぞどうぞ。


id_sortParagraphsWithFindGrep.jsx

InDesign用。たぶんCS3とかでも動く気がします。2021で動作確認。


前準備として、検索置換ウィンドウの正規表現検索文字列に
文献番号をつかまえる正規表現を入力しといてください。
検索置換ウィンドウ内は検索スタイルなども影響あるので気をつけて。
選択は、テキストかテキストフレームで。
選択範囲内のテキストを含む段落群がターゲットとなります。

で、この状態から実行して、

こうなります。やったー。
数値ではなく文字コードのソートになってるはずなので、まあまあ問題なく揃うはず。

内部の処理の流れを書いておきます。
・選択範囲の段落群を取得
・正規表現検索を実行
・検索結果と段落の個数が異なったら自爆して終了
・最後の段落末尾に段落改行がなければ一時的に足す
・検索結果の文字列をソート
・ソート結果を降順に段落群の末尾に複製
・元の段落群をごっそり削除
・実行前、最後の段落末尾に段落改行がなかった場合はそっと削除して元通りに

ですっ ですっ

入院してました寝てました

どうもどうも。
なんだかほんとにもう、というか。
1月にコロナで休養したばっかりだったんですがねえ。

ごく最近のことではなく、ここ数年、若い頃にはなかった感じのお腹の痛み方してまして。
これが大人の腹痛なのか、とか、これが肥満の代償なのか、とか
肉体の経年劣化によるものだと思い込んで、ほっといてたんですけど
じっさい違ったようでした。まぬけだなあ。

かるーい気持ちで仕事帰りに内科に寄ったんですよ。
というのは、
今まで、この腹痛をうまく言語化できなかったせいで医者に行っても適切なオノマトペを伝えられる自信がなくて。
ほら、有名どころではズキズキとかキリキリとか。

今回、痛む箇所を手で押さえると反対側が痛む法則を発見したので、
これは重要な手掛かりになるんじゃないかと思って受診に踏み切ったんでした。
結果、その「反対側」が患部でした。やったぜ。やったのかなあ。

医師「これ痛みますか?」(押す)
うち「いやそんなには」
医師「じゃこれは?」(ぐーっと押してぱっと放す)
うち「いたいたいたいたいです」
医師「なるほど、これが痛いんですね」(ぐーっぱっ)
うち「いただからいたいたいですって」
医師「なるほどこれが」(ぐぱ)
うち「もういいって」

でレントゲンと血液検査。血液検査の結果が出るのは翌朝だというので、
朝イチすぐ来れるか、と確認され。
「結果によっては外科のほうに行ってもらうことになりますこれは」
…えー。

で翌朝「紹介状書きますから、この足ですぐ向かってください。タクシー乗れ」
えー…(すみません家の向こう側だったので帰宅して自転車で行きました)

外科「緊急入院になります」
うち「えー…、じゃあ一旦帰って装備を」
外科「いえこのまま入院です。必要なものはあとで」
うち「(わかりました、でもせめて最後に一服したい、とは言えずに)じゃちょっと会社に電話をしに」
外科「いえ入院を済ませてからデイルームからかけてください」
なんなんだこの畳み掛け。とはいえ逆らうとこわい。

残してきた仕事は、会社に電話して素材データと前日完成させといたスクリプトを送ってもらい、
テザリングで受診して、スクリプト実行、完了まで2時間待ち、
成果物を営業にテザリングで送信、など。
その続きもやらせようとしてきたので、具合わるいふりして現場に振ってもらいました。
緊急入院だっつってんだろ(怒り笑顔)

そんな始まりかたの、怒涛の7泊8日でした。
各種保険から少しでも多く取り返さないことには。。

というわけでした。
みなさんも、気軽に医者とか行かないように気をつけましょうね(そうじゃない)。