InDesign, Illustrator:モジ入力するやつ、まとめました

というわけでアレコレコンパチにしました。
よかったねえ。正直誰も得しないんだけど、書いた人は管理がラクになるだよ。

※結局Windows環境があまりにもあんまりな挙動をしたので、分けなおしました…。
何やってんだー。
使い心地は一緒ですが、InDesignはダイアログのフリをしたパレットなので、出現中もドキュメントをさわれてしまいます。知らないふりして文字入力にいそしんでください。


モジ入力するだけ.jsx

たぶんCS5以降どれでも動きます。
前までのやつはCS4以降で動くと書いてたけど、あれは嘘ですな。CS4がやばいんだ。

2025.06.04 キャンセルしても入力されてしまうマヌケな不具合を修正…すみませんー。また、Windows環境ではダイアログを閉じた時にバックグラウンドのアプリが前面に出てしまう現象を確認しました。ひとまず応急的に対策しましたが、引き続き調査します。
2025.06.05 前日の修正でIllustratorに使えないメソッドを入れてしまったので対応。すみませーん。…と、選択文字列を取り込んだ際にWindows環境ではダイアログ上で選択状態にならなかったのを改善しました。


ここがチガウ

ダイアログをScriptUI仕立てのものに変更しました。
これでダイアログ上でのコピペやショートカットによる「すべてを選択」が可能になりました。
ついでで文字が少し大きくなりました。わざとではないのでこれ以上はどうしようもないんだけど。
まあ、よかったねえ。


ここもチガウ

ちょっと改良して、
スクリプト実行時にshiftキーが押されていると選択した文字列がダイアログに取り込まれます。
macOSでInDesign上で実行したときに限り、そのまま勝手に再変換がかかります。
再変換についてはだいぶ昔につくったやつをわりと安定化させました。
それ以外の環境で再変換したいときは自分でショートカットとかやってください。
※ ATOKなど外部IMを使ってる人のことは知りません
※ Windowsで情報おもちの方、なんかいい話あればおしえてください


つまりはショートカットを2通り登録するだよ

ということで、shiftあり/なし でショートカットを2通り作っておくといいです。
有志のスクリプトランチャーが対応しているかはちょっとわかりません(調べてません)。
InDesignの場合は楽勝で、
「内容」のプルダウンメニューで切り替えて、「オブジェクト」と「テキスト」で振り分けましょう。

Illustratorの場合はちょっとだけ手間をかけます。
新規アクション作成。ファンクションキーをあてます。shiftあり/なしで2こ作ります。

アクションパネルメニューから「メニュー項目を挿入」

で、この画面が出てるうちにメニューからスクリプトを実行すると名前が入るのでOKボタン。
アクション記録中にスクリプトをただ実行しただけだとうまく記録できないので注意。

というわけで。
さあ、安心して働きましょお。

Illustrator:重たいテキスト内で入力してると落ちたりしてこわいのでダイアログで補助するやつ

昨日のやつのIllustrator版。どうぞどうぞ。


ai_モジ入力するだけ.jsx

たぶんCS4以降どれでも動きます。

すみません、こっちにまとめました


コード使い回しで、InDeginよりシンプルに済むかと思ったら真逆っ!
入力後のキャレット位置がおぼつかなくてモチベ下げてたらmonokanoさんがSPAiの機能のひとつ「プレーンテキストでペースト」でやってる処理を提供してくださいました。徳がすごいぞ。やったね。ありがとうございますっ

このまま出したら完全に人のふんどしなので、
せっかくなのでshiftキーを押しながら実行した場合は選択テキストをダイアログ内に反映するようにしました。

するとどうなるの

ダイアログ上ならOSの機能で選択テキストを再変換できてしまうのです。
再変換は、macOSなら ctrl + shift + R。
さらに日本語キーボードなら「かな」キーを2連打でもOK。
Windowsなら…右クリックして「再変換」を選択(らしい)。

こんなかんじです。

Illustratorの場合、スクリプトの実行に直接ショートカットをあてることはできないので、
・スクリプトを実行するアクションを作成してそのアクションにショートカットを設定
Keyboard Maestro(有料)、前述したmonokanoさんのSPAi(macOS)、あるふぁさんのSppy(Windows)など利用してショートカットを設定してみてください。
もしかしたらshiftキー併用と折り合いがわるいかも。そこはまあ工夫してみて(投)。

参考:再変換の母、流星号さんのblog
人のふんどし祭りじゃー。

しょぼめにAdobe Exchangeデビューしました

CEPエクステンションパネル というのを、今までいくつか作ってまして。
つっても、ほとんどはNDAありの受注ものなので世に出せないんですが。
一般公開しているものは、gyogyomojierjsxTimer あたりがそれです。

こいつら、Adobe Exchangeに有償公開(マーケットプレイス出品)するには年貢を納めないといけなくて、めんどうなのでBOOTH頒布という形を取らせてもらってまして。
外部サイトで頒布するデメリットは、インストールの手順が直感的でないこと。慣れればなんてことないんだけど。
ひとつ、Creative Cloud デスクトップアプリから入れられるものを用意して、
そして全世界にモテてみたい。そしてドルがもらえるおいしい仕事を受注したい。
…などとはツユほども考えていませんが、まあ、やってみたかっただけ。

そんなわけで、ちょっと肩慣らしに無償のプラグインをひとつアップしてみました。
一度リジェクトされましたが、ようやく承認されての公開です。
ついったーでねちっこくチラ見せしてたやつです。
よかったら使ってみてー。
IllustratorとInDesignで動きます。Photoshopのことは忘れましょう。

alignXY

世界的には「alignXY」という名前だけど、
日本人の皆さんには「タテヨコいっぺんに整列」って出ます。
かわいらしかろう。

パネルの余白が気になる人は、まだまだですね(何がよ)。
標準パネルの最小サイズに合わせてあります。これより小さくしてもいいことがなくて。

v1.1.1より、空きスペースに操作の不安を和らげるポエム(違う)を入れました。


あそびかた

インストールしたら、メニュー ウィンドウ > エクステンション から出してください。

使い方の説明は、とくにありません。…と言いたかった。審査時の申し送り欄にも “Nothing.” って書いたんだ。
そしたら検証にヘンな使い方されて、動かないからダメーって差し戻された…

2つ以上のオブジェクトを選択した状態で、ボタンを押してください。
タテヨコいっぺんに整列できます。それだけのやつです。
Illustratorでは、標準の整列パネルで設定してある整列先が効きます(アートボードに整列、選択範囲に整列、キーオブジェクトに整列)。
InDesignでは、標準の整列パネルで設定してある整列先は効きません。キーオブジェクトだけは使えます。
これ、独自に設定できるようにしてもよかったんだけど、逆に混乱を招きそうなので作りませんでした。
シンプルなままにしたかった。

v1.1.1より、アプリ標準の整列パネルでできること全部できるようになりました。
Illustratorではアンカーポイントの整列にも使えます。
InDesignでも[マージン、ページ、スプレッド]などの整列先が効くようになりました。あらかじめアプリ標準の整列パネルで設定しておいてください。


このプラグインは機能よりもUIのボタンアクションに一番チカラがこもってます。
マウス重ねたり、カチしてみたり、標準パネルと遜色ないものをめざしました。
そう、何もしないで作ったやつは、遜色あるんですよ。これ、わざわざ言わないとわからないやつ。
ぜひ見比べてみてねー。
(でも、あんまり厳しい目では見ないでねー…)