InDesign:年表記を「202x(令和x)年」に整形するやつ

どもども。
世の編集者さんの中には、もう、1こ1こ赤字を手書きするのが好きすぎて、まったく同じ文言でも飽きることなく逐一朱書きを入れてきてくださいます方がたくさんいらっしゃいます。
工程上だいじなのかは、もはやわかりません知りません。

こちらとしては「こっからここまでの、こういうパターンすべてコレにして」って書いてくれれば一括でポイッとやれてしまうんですが。
そんで朱書きに漏れがあると「ここはあえてママですか? それとも」などと問い合わせが発生したりで。そんな日々を過ごしています。様式美として受け入れるほかあるまい。

とりわけ多いのが、著者さんの文中にある年表記に西暦や和暦を足すやつ。
今回はそれ用に書いたやつ置いときます。


スクリプトはこちら

もう対応バージョンとかいちいち書きません。手元環境で動かなかったら諦めてください。
InDesign用です。
2024.04.11 11:00 “2024年” が “2024(令和6)年” になってしまうボケミスを修正…すみませんすみません
2024.04.11 18:15 元テキストの “◯◯年” に非対応だったのを修正。アホですーません…
2024.04.12 13:40 “平成25年” が“2013年(平成25)” と、年の位置がアホだったのを修正。ほんますんまへんま…


選択テキストを,西暦(和暦)年 に整形するスクリプトです。

一括変換には対応していません。ピンポイントで選択&実行するやつです。
冒頭のシチュエーション向けということです。
文字属性が混在している場合を考慮していません。

“2024年” が “2024(令和6)年” になります。
“令和6年” も “2024(令和6)年” になります。
それだけのものです。

例外として、“(◯◯1)年” は “(◯◯元)年” になります。
明治元年以降のみ対応です。
慶長とか寛永とか元禄とか希望される場合は西暦との対応表とおかねをください。

自分用にバリエーションも用意してあるですが、またいつか。

ですーっ

InDesign:メニューバー、へんなもん押しながらクリックしてみたら

どもどもども。
既出かもしれないけど、へんなもん見つけてしまった。
自分で使う主要なアプリでは、InDesignだけに起こる挙動でした。

メニューバーをですね、Macなら⌘+option+shift+クリックしてみてくださいまし。
Winならcrtl+alt+shift+クリックになるのかな。

これ、編集メニューのスクショを比較したスクショ。
なにこれなにこれ。

おそらく
・メニュー項目が文字コードでソートされる
・項目数が目減りしたのはセパレーター(仕切りの横線)が省略されたせい
ということか。

ちなみに修飾キーを押したままサブメニューまで持っていくと、サブメニュー項目もそうなる。
英数、かな…までは便利かもしれない。漢字がソートされても自分はちょっと戸惑っちゃう。
「◯◯を取り消し」は、毎回どこに出るかわからなくて困るw

「最近使用したファイル〜」なんかは、たまに便利かもしれないねこれ。

パネルのフライアウトメニューも例外なく。

自作エクステンションも例外なくw

初デートで話題に詰まったらこれを思い出して、自慢げに早口で披露してやるといいですね!

Illustrator28.x:スクロール中にガイドが消えちゃって困るので応急策

Illustrator2024(現時点28.4.1)は、スクロールやパンの最中にガイドが消えるという仕様があるそうで。なんでも高速化が目的らしいです。それで困らない人がどのぐらいいるのか、ちょっとわからないんですが。
まあ普通は困惑するでしょ。

あーね…

で、仕事してる間に新情報が。

え、じゃ、ほんのちょーっぴり回転させとけば回避できるとか?
というわけで、冗談で1行スクリプトを。
なんかもう目一杯ゼロ詰め込んでみました。.jsxで保存しましょう。

app.activeDocument.activeView.rotateAngle = 0.000000000000001;

おおおおw

見ての通り、ビュー回転角は限りなくゼロなので、おそらく大丈夫じゃないかなとは思うんですが、何と何を試したら精査に行き着くのかサッパリおぼつかないので、何らかの作業に悪影響が及ぶ可能性はあるかもしれません、ということで自己責任でやってみてください。
公式に修正アップデートが来るまでね。

Illustrator UserVoiceには既に「ガイド消すんじゃねえ」リクエストが立っているので、賛同の人は投票してきてくださいまし。
Artboard Borders Disappear when Scrolling/Panning