ギークリ「ExtendScript入門の基礎の初歩の最初」ひとり反省

この記事は、Adobe Community Exprets presents Creative Advent Calendar 2024の5日目の記事になります。
前回の記事はハタケヤマモエさんの「AdobeFrescoでおみくじアニメーションを作っちゃおうレポ(仮)」でした。同じ部屋での開催なので準備を見てましたが、えらい楽しそうでした。参加したかった!


ひさびさ登壇させていただかせていただきまして

去る2024年11月23日、東洋美術学校で開催されたGEEK CREATORS 2024にて、ただ一人クリエイティブとはほど遠いスクリプトのワークショップを開催させてもらいました。

準備は万端に思われたのですが、予測が浅かったです。いろいろトラブりました。
直前までAskコーナーに引っ張られて、駆け込むように教室入りしたのもすみませんでした…


ひとまず、当日のスライドをアップしておきます。現場で口頭で指示した操作、および後述の不備については「フォロー」としてページを挿入しておきました。

議題:ExtendScript入門の基礎の初歩の最初
もうひとつ、事前に配布しておいた「スクリプトを実行するスクリプト」も。

executeScriptFile.jsx

※当日は尺の都合で、当日は最後の「スクリプトをよむ」から「ステップアップ」までを割愛させていただきました。
元々は時間が余った場合に用意してあったものとはいえ、あしからずご了承くださいませ。


反省点,片手で足りないかも…

スライドの内容についての前置きとして、今回は手を動かすことを優先しており、
必要な知識の獲得を後回しにしています。正しさはともかく、詳しさはありません。
体験後の感触をもとに、あとで基礎的な部分を各々に合った入門書やサイトで埋めていければ、という主旨だったためです。

また、時間が押してしまい、最後に「もくもく会」の紹介をしそびれました超失態。。

以下、予測の外だった事象について書き留めておきます。

スクリプトはテキストエディタひとつで書ける、という説明をしながら実践してもらいました。
そこに嘘はないのですが、がたくさんありましたすみません。

macOSのシステム環境設定 > キーボード。赤い線ひいたところ、すべてスクリプティングの敵です。
初期値は「これいいでしょ便利でしょ」とばかりに全部オンになってる。
ここはあらかじめ全部オフにしてもらわないとだめでした。
ほんとにうっかり。参加者が仕事で使い慣れたものではないPCを持ち込む可能性を失念してました。

もう一点、これもmacOS。
テキストエディット.app の初期状態は新規書類がリッチテキストなのをすっかり失念してましたごめん…

⌘ + shift + T でプレーンテキストに変換できることをオマケで覚えてもらった感じになってしまいました。
今後もテキストエディット.app を使う場合は環境設定で切り替えておくとよいです。

まだまだありそうですが…致命的なのはこのぐらいなので、このぐらいにしておきます。

以上、今回は実験的な要素を多分に含む内容だったことをお詫びします。
コンセプトは、一般のスクリプト講座よりも、時間内でどれだけ忙しく楽しくなってもらえるか、でした。
成功だったかどうかは参加者の皆さんの今後しだいで。何もなかったら本当にすみません。次に生かします。


これだけはよろしく

最後に、現場で紹介しそびれてしまい痛烈に後悔しているのですが
Uske_Sさん、こうちゃん両名が長年育ててきた「DTPスクリプトもくもく会」が
アドビアプリ自動化もくもく会」として再出発するらしいです。手伝わなくてごめんねー…
なんとアドビ大崎オフィスの会議室でやるみたいです。あまり長い時間はいられないようですが、
「初めて書いてみたい方」からでぜんぜん大丈夫。
参加と申し込みが必要なので、ぜひ申し込んで行ってらっしゃいませ。
(うちはズラせない予定が入ってしまってて、とってもとっても悔しい…)


スクリプト以外の何か成果物がちゃんと残るものもやりたいですね…
自分に何ができるかは、まあ時間があるので考えておきます。

ではではでは。

Illustrator:選択オブジェクトに合わせてアートボード変形、2回目以降はアートボード追加するやつ

こまかい作業が山ほどきまして…
スクリプト探したけどなかったので書きました。

画像担当の兄さんから画像もしくは図版が上がってくる前にpptxを変換したPDFから工面したアタリ画像でレイアウトを進めてしまいたくて、
でもわざわざ1こ1こばらすのがだるいのでマルチアートボードaiにしてしまいたいんだけど
選択、アートボード作成、選択オブジェクトに合わせる、がとてもだるかったので。

ダウンロード

解凍後は自分でわかりやすい名前に変えちゃっていいです。
IllustratorCS4以降、かな?
メニューコマンド「オブジェクト>アートボード>選択オブジェクトに合わせる」
がすぐ出てこなくて、したたか企画さんのデータベース参照させてもらいました。
したたか企画:【まとめ】Illustratorスクリプトの開発資料


あそびかた

こいつらをアートボード分けしたがります。

アートボードを合わせたいオブジェクト(複数可)を選択して実行。
アートボードがフィットしましたぜ。
特定ドキュメント上で初めて実行したときだけ、アクティブなアートボード自身がフィットします。

次のオブジェクト(複数可)を選択して実行、
同じドキュメントで実行した2回目以降は新規アートボード作成のうえフィットします。

という感じでつぎつぎ選択&実行。
できあがり。やったー。

というやつです。


わ、わからんだとっ

「使い方がピンとこない」という声と、
「アートボードツールでオブジェクトをクリックすればフィットするよ」という声が
電波に乗って飛んできたので、作業記録をgif動画にしときましたよ。スクリプトはアクションに記録してあります。

「アートボードツールでオブジェクトをクリック」するには対象のオブジェクト群がグループ化されていないといけなくて、でもそれだけのためにグループ化したくないですねえ。
スクリプトのほうは選択だけで大丈夫でございます。

InDesign:選択したPDFを全ページ任意の場所に配置したい

こまかい案件がきてしまって、
ページ内にPDFを全ページぽいぽいぽいぽい配置する必要ができたので
スクリプト探しました。
見つかりませんでした。。
なので書きました。
Advent Calendar用に温存しなくてよかったのかよ,おい。

マルチページPDFをinddドキュメントにページを追加しながら1ページずつ配置する,
というやつならサンプルスクリプトにも収録してあるんですけどねえ。
今回欲しかったのは,配置先を決めてないやつ。
あのー,マウスカーソルにサムネイルが出るアレですわ。

というわけでどうぞ。

ダウンロード

解凍後、お好きなわかりやすいファイル名になおしていいです。
あんまり古いバージョンのInDesignでは予期しない動作をしますたぶん。
PDFのページ数を調べる関数はTen A師匠のところから拝借しました。やったー。
Automation Skill: PDFファイルのページ数を知りたい


あそびかた

実行するとファイル選択ダイアログが出るので,PDFだのaiだのを選択。
読み込み終わるとマウスカーソルが例のやつになります。


もちろん⌘ + shift + ドラッグでタイリング配置もおっけー。
やったーやったー。

注)読み込みオプション、トリミング、「背景を透明に」などの設定は手動配置にならいます。
です。