PlaceOptionalText_2.0/05_まとめて流し込む その2

流し込み順について
 

 

 
スプレッド上のテキストフレームを座標値(位置)で評価し、流し込む順番を決めています。
座標値の優先順位は Z→(上が最優先、左が準優先)、N←(右が最優先、上が準優先)、
Z←、N→、の基本4パターンに加え、
最も頻繁に使用すると思われる Z→、N←を自動判別する Auto(デフォルト)、
任意の変則的な流し込み順を設定できるEdit、
適用後、自動的に選択がAutoに切り替わる EditOnce、
以上7つに加え、優先順位を上下反転させる「下から」チェックボックスを用意しています。
 

 

 

 

 
 
「下から」はEditには適用できないため、指定できる流し込み順は合計9種類となります。
 

 
 
 
Auto時の挙動
 
作者の経験上、用意した9通りの流し込み順のうち、特に頻繁に使われるのが
Z→、N←の2つなので、選択したテキストフレーム群を自動判別し、
2つのどちらかを使用するようにしたのがデフォルト設定のAutoです。
選択されたテキストフレーム群のうち、
・横組みが半数かそれ以上の時はZ→
・縦組みが半数より多い時はN←
が使用されます。
どちらの流し込み順が使用されたかは、テキストアイテム適用後にAutoの後ろにZまたはNを
表示する事で判別できるようになっています。
 

 
 
 
座標値評価の誤差許容値
 
レイアウトの中には、字面の見た目に反し完全な横並びになっていない物もあります。
これを誤差と見なすための許容値を設定できます。
デフォルトでは既に「2」が設定されており(単位はドキュメントの定規の単位に依存します)
「誤差許容値」ボタンを押すとダイアログが開き、任意の数値を入力できます。
入力した修正値はアプリケーション再起動時、またデフォルトの「2」になりますのでご注意下さい。
 

 
 
※本製品の使い方に慣れるまでは、常に流し込み順に十分留意される事をお勧めします。
 これは作者の経験則による貴重な意見です。
 もし間違ってしまった時も、慌てずに取り消しボタンで対処して下さい。
 

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PlaceOptionalText_2.0/04_まとめて流し込む その1

ここでは複数のテキストフレームに、対応した複数のテキストアイテムを一括でそれぞれ流し込みます。
 
 
①複数のテキストフレームを選択
 

 
流し込まれる順番は選択した順番ではなく、座標値から算出された順番となります。
詳しくは次項で解説しますが、今回は単純に上から下へ向かって流し込まれるものとします。
テキストアイテムの方は、常に上から順に使用されます。
 
なお、テキストフレーム以外の物が選択範囲に含まれる場合でも
自動的にテキストフレームのみを選別し対象とします。
グループに含まれる全てのテキストフレームが流し込み対象となる場合などは
グループごとまとめて選択してしまって構いません。
 
 
②複数のテキストアイテムを選択
 

 
Shiftキー、コマンドキー(WindowsではCtrlキー)の併用で
複数のアイテムを選択します。
アイテムをいくつ選択しているかがリスト上部に表示されます。
(このあと適用ボタンを押しに行く際に途中にある選択個数表示が目に入るよう設計しています)
サンプル窓には選択したテキストアイテムの内容すべてが「\\\\\」で
区切られて表示されます。
 
 
③「適用」ボタン
1フレームに対し1アイテムがそれぞれ流し込まれます。
 

 
手順としては以上です。至って直感的・シンプルです。
次項、次々項で更に詳細な操作を解説します。
 
 
 
※選択テキストフレーム群が連結フレームで、ストーリーを共有している場合は
 そのストーリー全体が流し込み対象となり、流し込み順位は先頭フレームの座標値をその対象とします。
 

 
 
 
テキストフレームとテキストアイテムの個数が食い違う場合の挙動
 
選択テキストフレームに対し使用テキストアイテムが少ない場合、
テキストアイテムを使い切り次第そこで流し込み終了となりす。
 


 
逆にテキストアイテムが余る場合は、
最後のフレームに改段区切りで残りのアイテム全部が流し込まれます。
 

 

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PlaceOptionalText_2.0/03_細かい機能

ここでは、基本機能に関わる細かい機能を紹介します。
 
「1段落目を無視」チェックボックス
 
入稿された出力見本のコピーに流し込み順の合番が書き込まれ、
支給された原稿テキストの各行頭には対応する合番が入っているという形態であったり、
あるいは各テキストの行頭に<見出し>、<キャプション>などが入っていたり、
せっかく空行で区切られていても1行目にこういった余計な物が挟まっている場合に使います。
 

 
「1段落目を無視」は、テキストファイル読み込み時と流し込み時、それぞれに作用します。
 
「1段落目を無視」チェックが入った状態でテキストファイルを読み込むと、
アイテムリストは1段落目を無視した2段落目の先頭文字列で作成されます。
この時点で1段落目は削除されるわけではなく、リストの表示にのみ影響します。
アイテムリストが全て
<リード>
<見出し>
<キャプ>
‥で埋まってしまう時などにご活用下さい。
 
テキストファイル読み込み後、テキストアイテムを選択すると表示されるサンプルテキストにも
「1段落目を無視」は作用します。こちらは実際に流し込みの結果が変わります。
無視しなくてもよい1段落目をうっかり無視してしまわないよう、サンプルテキスト上部の狭い欄に
無視された1段落目の先頭2文字が表示されます。
 

 
通常は、読み込み時オフ、流し込み時オン、がいいでしょう。
 

 
 
「アイテム削除」ボタン
 
のちのち邪魔になりそうな使わないテキストアイテムをリストから削除できます。
消しすぎに注意。
 
 
 
「初期化」ボタン
 
アイテムリストを初期化します。
使用済みチェックと削除済みアイテムが読み込み直後の状態にリセットされます。
また、「1段落目を無視」チェックボックスの状況はその都度反映します。
 
 
 
「検索」ボタン
 
テキストアイテムを検索できます。
 


ヒットしたテキストアイテムが選択状態になります。
検索は1文字目から該当する物に限られます。「いう」と入れても「あいう」にはヒットしません。
また、複数該当する場合は一番上の物しかヒットしません。
 
 
 
「クローズ時に状態破棄」ボタン
 

 
PlaceO
ptionalText_2.0 は、
パレットを一度閉じてしまっても次回の起動時に前回の最後の状態を維持します。
諸々の設定をクリアしたい時はこのチェックを入れてから閉じて下さい。
※アプリケーションを終了すると状態はすべて破棄されます
 
 
ポップアップ機能
 
ノート型PCで作業される方など、モニタ環境によってはパレットがけっこう邪魔な局面もあるかと思います。
ポップアップ機能を試してみて下さい(一部バージョンのWindows版で動作しないとの報告あり)…試すだけ試してみて下さい。
①パレットを画面左端に隠す
②ドキュメントをアクティブにする(作業をする)
③パレットをアクティブにする(流し込みの用事ができる)→画面内にポップアップする
④「適用」する(自動的にドキュメントがアクティブになる)→元の位置に隠れる
 

 
流し込み作業の合間にちょこちょこ手で直す方の作業スタイルにはけっこう合うかと思います。
マウスでパレットを触る以外の要因でパレットがアクティブになっても反応しますのでご注意下さい。
(他のスクリプト使用後、ダイアログ消去後、など)
 

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