PlaceOptionalText_2.12 アップデート

Vectorにアップしてあるスクリプト本体を更新しました。
直前のバージョンである 2.10 からの変更点を列挙します。
2.10までの変更点はリファレンストップページ、または現在ダウンロードできるPOT2に同梱されているリリースノートを参照して下さい。
 
 

思った以上にハイペースなアップデートが続いておりますが。。

まず、2.11の更新分。
テキストファイル読み込み時の「読み込みオプション」で、半角スペースにチェックを入れたとき、
分散禁止スペースも含むように変更しました。JeditXなどで黒三角▲で表示されるやつです。
Word書類からテキストを抜き出した際、けっこう入ってきます。自分だけかもですが。。

次に、2.12の更新分。
‥目玉機能の一つ「スタイル保持」で、大目玉です。。
以下、不具合事例を示します。

シンプルに2段落で構成されたテキストフレーム。
これに2スタイル分の区切りをもつテキストアイテムを流し込みます。
要点は、各テキストスタイルに段落スタイルが当たっている事。
手設定で属性分けした物では再現しません。そのせいでで見落としました。

1つ目のスタイルが5文字(改段を含まない文字数)の元テキストに対して、
7文字の物を流してみますと、まあ普通にいきます。

今度は元テキストよりも文字数の少ない、3文字の物を流してみます。
はいギャー。
2スタイル目が1つ目の段落スタイルに揃ってしまいましたギャー。

…というのを、修正しました。GREPを使わない検索・置換でもおなじみの仕様らしいですが直しました。

ついでに、スタイル保持における仕様のおさらいをしておきます。
・元テキストのスタイル(同一属性)の固まりの末尾にある改行・改段文字は無視される(残る)
・同様に、スタイルの先頭にある改行・改段文字も無視される(残る)
・前後の文字と属性の異なる単一の改行・改段文字は流し込み対象から外される(残る)

というわけで、今日もみんなで早く帰りましょう(姿勢だけは)。

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PlaceOptionalText_2.10 アップデート情報

Vectorにアップしてあるスクリプト本体を更新しました。
直前のバージョンである 2.04 からの変更点を列挙します。
2.04までの変更点はリファレンストップページ、または現在ダウンロードできるPOT2に同梱されているリリースノートを参照して下さい。
 
なお、シェアウェア登録済みの方には別途ご案内済みですが、2.04よりID番号の算出手段が変更となりました
 2.01以前で発行したパッチスクリプトは2.04以降では無効となります。
まことにお手数ですが2.04以降から発行される新しいID番号をメールにてご連絡下さい。
 引き換えに新しいパッチスクリプトを送付致します。
※Macintoshの方のみ。Windowsの方は変更ありません。
 
 
2.10 の変更点
・2.01〜2.04でスタイル保持機能を使用した時にExtendScriptToolKitを起動してしまうバグを修正
 動作確認用にコンソールへの書き出しを行った旨、そのままになっていました。すみません orz
 
・流し込み実行後、実際に流し込まれたテキストフレームのみ選択範囲として残すよう修正
 修正前は、テキストアイテムの個数不足で未処理に終わったテキストフレームも選択されたままで
 アドオンスクリプト実行の妨げになっていました。
 
・テキストアイテムの表示文字数を6字から20字に変更
 先頭段落が原稿のどのあたりか、が判れば十分と思っての開発当初からの仕様でしたが、
 1段落目に記載された指示をパレット内で読みたい、との要望があり20字に拡張しました。
 確かに、これで手元に原稿のプリントアウトを置いておく必要が半減したように思います。
 
・アイテムリストの行間隔を調整
 上記に絡み、リストの内容がくっつきすぎて読みづらい、との声に応えた形となります。
 各アイテムの間隔を、ほんのり空け気味に変更しました。
 
・パレットのリサイズ時の挙動を変更(アイテムリストも拡大するように)
 以前は右半分のサンプル欄のみリサイズに連動していましたが、これも上記の関連から
 アイテムリストとサンプル欄それぞれ均等にリサイズするよう変更しました。

 
‥以上でーす。

PlaceOptionalText_2.0/12_外部スクリプトの連動 その1

流し込み直後、ドキュメント上の選択範囲は流し込みが行われた、余ったから無視された、に関わらず
 元の選択範囲の中のテキストフレーム群(またはセル群)のみが選択された状態となります。
選択文字列に流し込まれた時は、元の「ストーリー先頭から何文字目」〜「末尾から何文字目」
の選択が生かされた状態となります。
 
この選択範囲を流用する外部スクリプトを連動させる事ができます。
 特定の文字を置換する、テキストにスタイルを充てる、など、
特に正規表現スタイルが使えないCS3に於いては、スクリプトを少し書ける方にとってたいへん便利かと思います。
 
外部スクリプトは、PlaceOptionalText_2.0と同じ階層に「POT_adds」という名前のフォルダを用意し、※バージョン2.20以降は「POT_adds_after」という名前で運用して下さい
 その中に外部スクリプトを置いておくと、「適用」直後に連続して外部スクリプトが実行されます。
外部スクリプトの出し入れに関するPlaceOptionalText_2.0及びアプリケーションの再起動は不要です。
 

 
※選択範囲に関わる物、テキストに関わる物でなくても実行されます。
 従って、利用者が適した内容の物を選別する必要があります。
 
外部スクリプトが複数の場合、名前順で実行されます。
 JavaScriptの場合はエイリアス(ショートカット)でも動作しますので、エイリアスの名前を変更する事で
 任意の順序で外部スクリプトを実行させる事ができます。
AppleScriptの場合、エイリアスでは動作しません。スクリプト本体を置いて下さい。
VBScriptはテスト不足により詳細は不明ですが、まあ普通にやれば動くはずですと思います。
 
 
外部スクリプトに望まれること
 
●複数テキストフレームでも作用すること
 「書き捨てるつもりで書いたら案外便利だった」などの駆け足で書いたスクリプトは
 単品の選択範囲だけを相手にしている事があります(作者にはあります)
●どのような順番で実行されても前後の外部スクリプトの邪魔をしないよう、
 実行後の選択範囲を乱さない物が理想
●大量の流し込みを想定して、文字を1つずつ分岐にまわすような物は
 重くならないような工夫をした方が無難

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