日時:100123 19:20〜01:00 小潮
場所:東扇島西公園テトラ側
仕掛:電気ウキ1号、オモリ1号+2B、ハリス2.5号、ハリ管付チヌ4号
エサ:青イソメ(太)
19:20
開始。道糸の先端を手に持ちながら竿を延ばし終わると竿の先端が絡まっている、
という超初歩的な愚行を繰り返し30分ほどロス。釣れる時間帯を逃す。
で、イザと思い電気ウキに電池を。使わない時は電池を逆向きに挿してあるのだが
キャップを開けたら中がボロボロ。電池から液漏れ。LEDの足はサビてモゲてる。
ふつうこういうのって出撃前に確認するべきなのでは..遅いって
潮が動いてますます釣れなくなる前に、と、例によってメバル用の棒ウキにケミホタル装着でもがく。
目が疲れ果てる。見えなくもないが見えるとも言いがたい。
カッとなり、道具類は置き去りにして本土のSMY店まで爆走。電気ウキを調達して戻る。
往復15分ぐらいで済んだような..
21:00
気を取り直し、再開。
序盤にさんざアホをやったせいか、以後は難易度C以上のライントラブルはナシ。
なんだかウキにはツンツンとかモゾモゾとかなアタリが頻発する中、そこそこ明確な沈み方をした時に合わせてみた。
ぐぐぐいぐい、と沈む。重さからしてスズキ未満クラスのフッコかと。
竿を立てたら、リールのハンドルが猛烈に回った。例の「逆回転許可」のレバーが望んでない方にいたのだ。
クルマ風に言うとギアが抜けてニュートラルになっていたのだ。免許なんかないが。
慌てて体勢を整えたところで竿がフワリと軽くなった。あらら。
..で、ウキが帰ってこない。
道糸が傷んでいたらしい。ウキ止めゴムの上から切れた。
以後、悠々と大海を気ままに泳ぎ続けるフッコ(推定)、それを従順に追い続ける電気ウキ。
ムシャクシャーッとしたが、とにかく仕掛けを再編成しなければ、と手元をまさぐった。
替えのウキはあるが肝心の電池が行方不明。首なしアンパンマン状態。
へこむ。
それを知ってか知らずか、タモの届かない距離をすいーっと自慢げに泳ぐフッコ(推定)。
意を決し、50m向こうで電気ウキを流している竹下さん(勝手に命名)に声をかけさせて頂いた。
電池の余分があったら譲ってくださらりませんかですね?
とてもイイ人で、いいですよ、お代なんか結構ですよ、クルマまで取りに行ってきますね。
人の温かさに触れホンワーとしかかった時、例のフッコ(推定)が話している2人の真下に。
あ、これのこと? 取れるんじゃない? 網ある? あーあー取ってきます。 急展開。
フックン(敏和)がまだいるうちに、ダッシュで網。 竹下さんに渡してみる。
最悪ウキだけ取れればいいよね? と訊いてくる。それはもう。サカナもろともなんてまさかそんな滅相も。
で、ひょい、と簡単にゲットですだぜ。喝采。
暗黙のうち、根掛かりで竿から放れたウキの掬い方など教わった。
闇雲に網をくるくる回すと道糸が絡んでイイのだそうですよ。納得。
頑張って、と激励まで頂き、感謝しつつ持ち場へ。いろいろあるなあ。
ありがとうございました、竹下さん(勝手に命名したのだが)。
気を取り(略)
相変わらず、アタリはツンツンとモゾモゾ。
22:00
モゾモゾアタリに合わせてみたら非常にとってもすごく重くなった。フッコかと。
なんだかんだやり取りして、いざタモ入れって時に8回ほどスカる。
本命だったらここでバラして泣
くに泣けない事になりそうなので練習しとかないと。
くに泣けない事になりそうなので練習しとかないと。
揚がってみれば、フッコじゃなくてスズキ。67cm。これはスズキでしょう。たぶん。
魚がタモの直径より大きいわけで、なかなか入らなかったのもしょうがない(という事にしておこう)。
ぜひキープ。
以下、納竿までの間に4回のバラシ、うち2回はハリ先にウロコが付いていた。
そう、こいつですよ。
23:30
ボラ。60cmほど。
やはりタモ入れに6回ほどスカった。
いちおう唇に掛かっているな、と思ったら、ハリは下唇に下から刺さっていた。なんだかねえ。
さすがにおいしくいただく自信がないので、
ぜひリリース。
と、徐々にウキの浮力が落ちてきてるような気がしてたのが、
しまいにはアタリもないのにゆっくり沈み込むようになった。
仕掛けをチェックしてもゴミの類もなし。
あ、っと思ってウキを開けたら、やはり浸水。
岸壁すれすれを狙うにつけ、勢い余ってガン、とぶつけた時にペキ、といったらしい。
液モレとサビの原因はこれみたい。今回はなんとか拭き拭きもたす。
が、今宵限りでこいつもサビるのだろう。あぁ。
00:15
岸壁沿いで可愛いアタリが数度。
で、メジナ28cm。
これも久々なので、ぜひキープ。
家人から門限を言い渡されていたので
1:00、納竿。
ばっちり血抜きして帰投。
って、クーラーボックスが小さすぎてスズキ様が入らないので、下半身丸出しで連れ帰るハメに。
絵的には、これを思い出してもらえれば。
寝る前にエラと内臓の処理を。
メジナはさくさくっと、とぐろを巻いた内臓をポイして終了。
スズキ様が..大きいぶん内臓がリアルすぎて怖い。エラがバラバラしててグロい。
血抜きで逆さまにした時に胃の内容が出てきてて、半分溶けて混ざり合った小魚たちがヤバい。
始終、半泣き。
肝がデカい。オニギリの具でいうと3〜5個分はありそう。
卵は、気の利いたセイゴや普通のフッコと変わらない。
なんか旨そうな予感のする塊が出てきたので調べると、卵巣なんだそうだ。カラスミとかになるそうだ。
以上の3点とスズキ本体を保存し、就寝。
で、夕飯の調理開始。
メジナは、なんだかんだでピンクに染まったまま刺身に(血抜きが甘すぎたようで)。
スズキは、
半身を大量の洗いに。 その皮は炙りに。
もう半身は皮ごとブツ切りにして、しゃぶしゃぶに。
頭は中央から割って、かぶと焼きに。
おトクな内臓3点セットは、煮付けに。
家の小さめの食卓が1尾の魚で埋まった。
で、お味が
....く っ さ い !
....ま っ ず い !
....ありていに言うと、ホントの意味でやばい。なんか、廃棄的な味がした。
がんばったのだが、2、3口で箸が動かせなくなった。
強引に味噌で煮込んでみたところ、臭み倍増。
どうにもたまらず、ぜひ終了。
そんなに悪くないはずのメジナも、なんかもうどうでもよくなって、ぜひ終了。
ちょっと、もう、あそこと言わず東京湾奥界隈の魚を食うのが怖くなってしまったです。
魚種とサイズと季節と料理にもよるんだろうけど、
少なくともスズキ様はダメ。 フッコも微妙かなあ。