おさかな:調子っぱずれデー

例の『置きザリくん』草案図を置いておきます。みんなで作ろうそうしよう
さて

12月2日 25:00〜5:00/大潮

場所:東扇島西公園テトラ
仕掛:電気ウキ1号、オモリ1号+ハリスに2B、ハリス1.5、ハリ管付チヌ4号
エサ:青イソメ(太)

家族がゲホーとかゲローとかヘチャプチャーとか騒がしく、ナウい熱病の疑いがあるが翌日病院へ行かないとわからない
 みたいな事を言われ、この忙しい時期に伝染されたら大変じゃんすか、と夜中の海岸へ疎開。
平日でしたっけ。翌朝も仕事でしたっけ。何考えてんでしょうか。何も考えたくなかったんでしょう。

こそこそそそくさ最低限の装備を背負って出発。
 魚を持った手を拭いたり魚を直接持ちたくなかったりの為の古ぼけたタオルを忘れたので道中の100円系ショップで購入。
のついでにホットでワンダフルな缶コーヒー。半分すすり、バイクに無理矢理付けてあるドリンクホルダーへ。
  工事中エリアのガタボコで缶コーヒーがピンと跳ね、ポチャンと逃げた。
幸先でいうとよくない。

例によってSMY店でエサを買おうと思ったが営業終了。そいや平日だった。でも自販機があるので狼狽はなし。
 自販機がいくら押し付けても入金拒否。狼狽する。
しょうがないので、しょうがなくまたYZO店へ。例によって営業終了。自販機はどうにか営業していた。
 青イソメ(太)300円購入。枚数集めるとホメられるサービス券もゲット。

公園着。入り口で同じ銘柄のホットでワンダフルな缶コーヒーを再度購入。
 海面がむやみに眩しい。一般ピープルの出せるルクスではないようだが
YZO店のblogでイカがどうの言ってたから夜っぴいてイカ狙いかしら、と思い
 見物のつもりで荷下ろし前に海面際へ。
  そして驚愕。
(闇&雨のコンボで撮影できませんでした)
  これから降りようとしているテトラ、の、真ん前に水上要塞がある。何かの工事用なのだろうか。
 暗くてよくわからないが、手前にはイケスらしき装置もあるような。
  暗くて、というよりかは、その要塞が発する常備灯が眩しすぎて何も見えない。
いちおう本命のお魚に関しては、ライトによる海面照射は逃げられるから御法度というのが世間の見解なのであるが..はたして。

とにかく荷下ろしし、タモを丸くし、最低限を持ってテトラへ降り立った。

あそこのテトラ利用者ならご存知と思うが、岸壁付近のテトラ間に1本の古タイヤが水平気味にはめてある。
 とても自然現象には思えないので、どなたかが利便性を考え設置してくれたのだろう。
最近じゃ角材がはまってテトラの昇降も簡単になったし。
 その便利な古タイヤの上に荷物をポサポサ下ろす。
先ほど買った2本目の缶コーヒーも、そこへ。でも水平気味とはいえ水平ではなくて、缶コーヒーは立たない。
 かといって寝かせると転がり落ちてしまうのだろう。
  ここでの正解はといえば、単独で置く事はせず袋に入れるとか何かの上に置く、とかなのだろうが
 古タイヤの中心の穴の径がドリンクホルダー然としていたもので、ドアノブに傘をかけるぐらいの気軽さで置いてみた。
  というか入れてみた。
   入ったには入った。入ったまでは気持ちよかった。
  底なしだった。
 スポーンと入り込み、そのまま通り抜け、テトラポッド間をゴンガラ打ち、未開栓のまま海に帰った。
幸先でいうと、明らかによくない。

気を取り直し、釣り開始。もうフェンシング恐怖症は克服した。根拠はないが、慣れというやつで。

が。

要塞のマバユサに電気ウキが負けている。スタジアム級のライトに対して豆電球だしなあ。見づらい。
 おかげでライントラブルの対処が容易だったのは評価するべきなのか。いやまさか。
もっと重篤な問題なのが、潮流が混乱していること。いつもとは逆にウキが沖に流されて行くです。
 と、岸壁と要塞のちょうど中間が渦ゾーンに。ぐーるぐる。
  ここに投げ込むとなんかいい事ありそうな気が、とかファンタジーな思いもあったけど実際ちっとも。

いつも病的に狙い込む右側のヘチは全くと言っていいほど生体反応なし。
 代わりにあっちこっち探ってみると、足下5m先、つまり竿先直下でアタリ。しかしまた早撃ち0.03秒の腕前を見せてしまい、スカ。
  即座にエサをつけ直して再投入。すぐ来たので5秒待ってグイ。

タモ不要。メバル。小さいメバル。かわいいメバル。おいしいメバル。
刺さりどころが悪かったのは(5秒も待つからじゃ)水揚げと同時に血まみれ。


わき目もふらずキープ。

以後1時間ほど、向き、距離、タナ、の三次元を存分に試すが成果なし。
 じゃあ、もういいよメバルで我慢するよ、と(そういうのってかわいくないと思んです)
テトラの切れたあたりの底を探る。すぐになんか来た。ちょっと反省して3秒待って上げてみた。
 何か釣れてるが、要塞ライトがまぶしくて見えない。引き抜いたら20cmぐらいの何か。お腹が白いのだけは確認した。
  が、バラした。ハリがかりが甘かったようで。
   ものすごく、ゆーーーーーっくりと海に帰った。その余裕が腹立たしい。

気分を入れ替え、3本目のホットでワンダフルな缶コーヒーを購入しつつ一服。
 心なしか、けっこう急いで全部飲み干したような。逃がしたコーヒーは多いぞ、と。

新しい気持ちで、メバル探索(ひねくれ)。
 ゆーっくり、弱々しくウキが消えるポイントを発見。ウミタナゴっぽい。
この際なんでもいいや、と思い5、6度攻め込む。1、2度で釣れて欲しいもんですけど。
 7秒待って合わせると、来春あたりフッコに進級しそうなサイズのセイゴ上陸。この大きさ、タモを出すか微妙。
といいつつもやっぱり出すタモ。
 これが、ネジネジする時に網を咬んでしまってたようでフンフンしても伸びていかない。
フンフンしてるつもりでセイゴをツンツンする事数回。でも無事回収。
 これでやっとまた本命狙いに戻る余裕ができたような。


以後1時間、ヘチをくまなく攻めるも徒労。
 再三の「じゃあ、もういいよメバルで」に回帰して、たばこの箱に入りそうなぐらいのカサゴをリリースして、
  それ以後アタリもなく終了。

っていうか、最初の小さめなメバルを釣ったあたりから、雨が降ってました。ずっと。
 出かける前に調べた「あすの天気」では降水確率10%でした。
それが23時頃だったので、今日はもう明日になったのか、今日は今日のままなのかすごく微妙だったような。
 とにかく雨具なんて甘っちょろい物は持ち合わせてなかったわけで。
  ナウい熱病から逃げてきた、という大義名分がちっとも説得力なしに。

5時、納竿。かろうじて釣った2匹を血抜きと活け締めをしてから帰投。
 セイゴのくせにバケツの水5回換えさせられました。真っ赤っか。いくらでも血が出る。
しかも締めたつもりで死なないもんで、文字通りに首の皮一枚だけ残して頭ざっくり。ぷらんぷらん。
 それでも家に着いて開けてみると死後硬直があるのは根本的に何か誤りがあるんでしょうか。

エラと内臓をポイして、セイゴは卵卵クラブだったので小鉢に塩漬けしておいた。
 今回、肝はどっちもなんだかしょぼかったので取らずにポイ。仕事が終わるまで冷蔵。

で仕事して帰宅すると23時前。ひどい。
 大急ぎでウロコを落とし三枚におろし、エッグスライサーで即席刺身(うそ)。セイゴをしゅっしゅを切った。
時間がないのでセイゴの身は刺身だけ。雨に打たれながら血抜きした甲斐あり。 おいしい。
皮は前回と同じに塩をふってオーブンでカリカリになるまで。しかし湯引きを忘れていた。 いまいち。
塩漬けにした卵はそのままかじりながらゴハンを食べた。おいしいけどなまぐさい(当たり前ですか)。
メバルは、もういろいろめんどくさくなって腹開きにして塩焼き。 ふつう。
セイゴのアラの処遇に困ったが、気がつくと何も考えず水で煮込んでいた。味噌を後から入れてすすった。おいしい。

で、
結局あの要塞は何なのか。
あの要塞はいつまでいるのか。
というかいなくなるような物なのか、それともあそこで景色の一部となってしまう予定の物なのか、
何もわかっていない。
あれが何なのか、どうなるのか、はっきりするまで西公園テトラはちょっと様子見になるのかも。
 ともかく、もう、しばらくは平日強行も雨降り強行も自粛の向きで。
それでも、ちょっと前のボボボボを思えば釣れてよかった楽しかったよねということでひとつ。



21世紀の大人(オペレイター)達へ 〜第一回

昔は、なんかあるたびにちょっとした読み物を描いて置いといたのですが
 ●字が汚い
 ●絵も汚い
 ●画面やオブジェクトの説明にいちいちそれを模写する為、上記と相まって非常に見づらい
 ●息子が寝ない(意味は2つで片方は下ネタ)
などのモロモロで更新も滞り気味。描く事は溜まっておるのですが。

それはそれでたまに人からその存在を思い出させられ読み返してみると、 マー..
 内容が20世紀で足踏みしてる物がいくつかありました。
開始当初、DTP歴は3年、といっても出力オペレータ。画像と図形には最初からめっぽう強かったが今思えば文字の事をまるきり理解しておらず。 ※今でもまだまだとはいえ
 最新環境といえばPhotoshopが6.0、Illustratorが9.0、MacはQuickSilver
  という時代でした。InDesignはまだ黎明期にあり、たまにPageMakerの入稿が来た。
具体的には、
 Photoshopはパスの複合処理が可能で、
 Illustratorは透明効果やアピアランス機能を備え、
 Macの光学ドライブのトレイはイジェクトキーに敏感に反応し、
といった風でした。

今、オッサンでトウチャンで腹も出てきた今、当時の環境でも実現でける範疇で検証して過去の自分に向かって偉ぶりたいと思います。やっておもしろいのは自分だけですが。
 アレはアレで継続しますが、技術評価に始終する内容ではもうやらないと思うので。


第一回はもちろん、初期に盛り上がりを見せたラケット類の切り抜き

したためた手法よりももうちょっと簡単にやれるのは随分前からわかってたけど、
 あれからほどなくして得意先の印刷会社が大元のクライアントから
 (日)ガットの汚れが気になる
 (月)ガット上の赤い当社ロゴが鮮明でない
 (火)ガットの太さとテンションゆえのグニャグニャが気に入らねえ
などと言われたらしくて。いずれも知ったこっちゃない話ですが。
 しかし工程の末端を担う立場として面倒見ざるを得ないとはいえ、(火)だけはどうにもまずい。
それでどうなったかというと、
 切り抜きはラケット本体のみ、
 ガットはIllustrator上で白い線を引き、線をアウトライン化、合体した物をマスクにしてロゴをあしらう
という工程に変更されたのでした。誰の目から見ても断然キレイな仕上がりであり、
 同時に誰の目から見ても「もっと早くからやるべきだっただろうに」である。

なので、ガットを切る必要がなくなり、用途を失った技術はそれ以上の発展も求められず、忘れ去られようとしてたわけで。


以下、21世紀ならではの技法として。あくまで我が道ですが。

順序立てて説明する為に、まずはPhotoshopだけで自転車を切ってみましょう。
 ラケットとの違いは、事をややこしくしている箇所(スポーク)がほとんど直線で構成されているという点。
これは、こう切る。 パスを見やすくするため画像の濃度は下げてあります


スポークがめり込んだ箇所、反転しちまわない? と思った人は一生4.0とか5.5とかにしがみついてればいいです。
 バージョン6.0から追加された機能を生かし、こう振り分けています。


そして直線はラインツール