他者がこしらえたドキュメントをさわるにあたり、スタイルを編集する必要が出てきたとき、
目先の段落スタイルをいじったら、ぜんぜん関係なさそうな段落にまで影響しちゃうことがありまして。
直したスタイルが実は他の段落スタイルの基準だった、というやつですね。。
正規表現スタイルなどは特にで、大部分が共通してるからという気持ちもわかるんだけど、作ったあとは基準を[段落スタイルなし]にするなどのケアをケアしといてほしいんだよなあ…
といったボヤキは製作者にもデータにも届かないので、がんばるしかない。
その補助用にスクリプト書きました。
id_viewParaStyleBasedOn.jsx
MacOS 10.10.5 CS6 で動作確認済み
わりとどの環境でもたぶん動くかと。
あそびかた
ドキュメントが開かれた状態で実行すると、
新規ドキュメントに表が作成されます。たったそれだけ。
前面ドキュメントの段落スタイルパネルのようす
実行結果
段落スタイルパネルグループの中身はスペース4個のてきとうインデントで表現してます。
グループ内にグループがあれば、されにてきとうインデントがかかります。
これを参考にして、全体の親になっているスタイルを特定したり、スタイルの親子関係を整えたりできるなあっていう。
やや残念な仕様として、段落スタイルパネル上での並び順はそのままでは再現されません。
上から順に、スタイルがひととおり、そのあとにグループがひととおり、という並びになります。
がまんしましょう。
もうひとつの残念仕様が、右列の基準スタイルは、スタイル名しか教えてあげてません。
その段落スタイルがどの段落スタイルグループに属するのかまで一応わかるんですが、表示がムダに煩雑になるため今回は割愛しました。
なので、みなさんは別々の階層に同じ名前の段落スタイルが存在しているような気持ちわるいデータ作りをしないように心がけましょう。
もしそういうデータを預かってしまったなら、一緒に泣きましょう。
でーす
こんにちは。
先日、このスクリプトのお世話になる案件があって、すごーく助かったんですが、
ちょっと変なトコがあったので、今さらっぽいかもですがご報告を。
たとえば、「creater」という名前のスタイルを使ってたとしたら、
書き出した表はこんな感じになります。
スタイル名 | 基準
c |
ea | e
| 基準スタイル
(すごーくわかりにくいですが、縦棒(|)が表の境界線のつもり)
「creater」の「t」と「r」が消えて、改行したり右のセルに行ったりしてるっぽい……のかな?
なんとなくですが、スタイル名の中の「t」と「r」にバックスラッシュがくっついちゃった
みたいな気がしました。
個人的には、書き出された表をちょちょいと直せばイケるので大丈夫なんですが、
もし簡単に直るようならお願いいたします。
最後に環境は、仕事先のWindows 10および自宅のmac OS Mojaveで、
ともにInDesign CC2018です。
コード見に行ったら、”\t” (タブ記号)と”\r”(改段)のバックスラッシュがきれいに消えてました…orz
掲載先の仕様に基づく不具合というやつでして。
予想外にちょちょいと直りましたのでw
お手数ですが再度ダウンロードしてやってください。
ご指摘ありがとうございますー
確認しました。かんぺきです。やったー。
ありがとうございます!