日時:100417 22:40〜02:30 中潮
場所:東扇島西公園テトラ側
仕掛:道糸4号、電気ウキ1号、オモリ1号+2B、ハリス2.5号、ハリ管付チヌ5号
エサ:青イソメ(極太)
ひさびさーっ。
忙しかったり、天気が悪かったり、前回のスズキさんがマズかったり、いろいろで。
で、ご覧の通りの大物対応。エサも、毎回どうせ余るので一番太いのにしてみた。
(売り物の容器は均一サイズなので、一匹が太い=匹数が少ないという理屈)
小物の中でも、おちょぼ口のメジナなんかだとたぶんこれは食えない。それもよし。
出撃前に家でウキ回りの仕掛けを作って竿を伸ばせばいいだけの状態にして行ったつもりが、
ウキ止めゴムを入れ忘れてて結局現地で作り直し(ブランクの弊害)。
が、いつもより道糸が太いので、いつも用のゴムが通らない。焦る。
予備に買っておいた種類の違うゴムが柔軟性ばつぐんでどうにかなった。
いざ。
前日まで雨やらミゾレやら降ってたわけですが。海面もやや荒れ。落ちたら泣く。荒れてなくても落ちたら泣くけど。
道糸とリールがいつものと違うので多少勝手が悪く、狙った岸壁沿いに飛ばせない(ブランクの弊害)。
何度かやり直すうち、不意にウキが反応したのでしゅぴっと合わせた。
よろしめの引きっぷり。セイゴかフッコか、ぐらいの。
安物リールの耐久性、ワゴン売りのナイロン糸の信頼性、久々なので引きを楽しみたい、ついでにドラグも調整したい、
などいろいろでゆっくり寄せる。
タモ入れは気持ちわるいぐらいスンナリ。ああ気持ち悪い。
で、フッコ。推定45cmぐらい。写真は撮り忘れた(ブランクの弊害)。
ぜひキープ。
ちょこちょことタナを変えつつ続行。周囲ではまったく釣れてる気配なし。
こっちもたまたま早いうちに肴用の魚は確保できたので気楽ではあるけど、本命の登場を願ってやまんわけで。
と、23:30〜1:00がだいたい「来る」時間帯です。ウチには。
0:00ちょうど。
珍しく狙った通りのピンポイントに届いたウキが、願った通りの不気味な沈み方を..
したので、昨年末の悔しさを冷静にぶつけてみました。
しゅびっと合わせ、がつっと掛かり、あとはもう暴れようが潜ろうが、ただただ強引に岸壁から引き剥がす。
ぶっとい糸にモノを言わせ、もう駆け引きとかそういうのナシで、闇雲にぐいぐい。漢だぜ。
もう岩でや壁で糸を切られる心配はない、ぐらいまで離したあたりで、やおら跳ねだした。
でもスズキさん一家と違って妙にボテボテッと重たい感じ。
足下まで寄せたら銀色の魚影が。ぼしゃぼしゃっ。
ンもう、魚も自分も大興奮。
もう、「やったー」思ってるし。誰か見てくれてないかキョロキョロするし。
肝心のタモ入れ..
これがまた、ホントに気持ち悪いぐらい一発で決まった。調子が狂う。
猫の死体ぐらいの重さ。
で、ホクホクしながら手元にうやうやしくスズキを
あ
..スズキでした orz
推定では体長は最低でも80cmオーバー、重量は3.5kgはかたい。
いや、でも、これ、頭だけでケムリ二箱半ありますよ。
頭はだいたい全長の4分の1なので、少なく見積もって口先〜エラブタが22cmだとしても88cm。
少なく見てもソレですよ。新記録ですよ。もっと喜ぼうよ。
しかし、とにかく前回のひどい味を忘れられないもんで笑顔が輝かない。
不味スズキだった場合の不味指数は大きさに比例するわけで、持ち帰りの手間、下処理のグロさなど思うとちょっと。
魚体は銀ならオイシィ、黒ならマジィという話であるが、手元のライトで照らすぶんにはどっちともつかず。
エラ回りが汚れていたら超NGという話であるが、今回のは全然キレイ。前回のは確かに汚かった。
相当悩む。
と、ともかく、記録用に体長と重量を計ってからリリースかキープか決めようという事に。時間がもったいない。
けっこう喉の奥に刺さってたハリを外すにあたり、
ウチの手がヒジの半分まで余裕でクチの中に入った。なんという大物。
先発のフッコと一緒にストリンガーで待機して頂く事にした。
ツラの皮が厚くてストリンガーがなかなか通らなかったが。
以後、ライントラブルもなくウキの破損・紛失もなく、
アタリもなく。
2:30、納竿。
そそくさと道具を畳み、わきわきとストリンガーをたぐる。抵抗はあるが、軽いような。
記録的スズキ、華麗に逃亡済みでした。
これまでもカサゴの唇が切れていなくなってたり、とかは何度となくあったものの
今回のはストリンガーが解放状態になってでの逃亡でした。力づく。恐るべし。計りたかった。
フッコは何の処理もせず冷えてないクーラーBOXに押し込み、帰宅してからJの字に固まったやつを血抜きしておろした。
前回、現地の海水で血抜きしたのも原因の一端かも、と思って。
おさかな大好きのももこに味見(毒味)して頂き、 ※前回のは一口っきりしか食べなかった
オッケーっぽいので刺身に。
皮をはぐ前に入念にタワシで擦ってみた。はいだ皮を低温長時間の素揚げに。塩ひとふり。
頭はなんとなく煮た(いつも通り)
総評:まあまあでした。
ナイスファイトではあった。
次回こそ本命を。