InDesign:コピペの罠ァ 2

前回に続き,書類間のコピペでひとつ。こんどはスタイル関連。

その2:対象にスタイルが適用されていた場合

適切をめざして使っていればこそ、よくある光景ですねえ。
選択テキストフレーム内のテキスト(ややこし)には段落スタイルがあたっていて、ペースト先ドキュメントにもすでに同じ名前の段落スタイルがありますよ、と。


でコピペしたら全然違う感じになちゃたよギャー,と…


これは「◯◯という名前のスタイルが適用されとります」という情報しか持ってこないため。
これもこれで把握の上で使うぶんには便利な場面もたくさん。
ただ、把握できてないと地獄。

ここまでだと,わりと単純な印象ですか。
んじゃあ次はどうですか。


ペースト先に同じ名前の段落スタイルがない場合、ペーストと同時に同じ内容の段落スタイルが自動で作成されます。


なのにギャーになる場合がある。ひどいっひどいっ


これは当該の段落スタイルの「基準」に指定されている段落スタイルの内容が違うせい。


よくあるのが(あってほしくはないのだが)
[基本段落]をいじってあった場合。これほんとに大ケガの元。
やめようねって言ってもヨソからよこされた場合は仕方がないんだから気をつけるしかない。


で,回避手段として思いつくのは,コピー前に「スタイルとのリンクを切断」してしまうこと。
この場合、必要であればペースト後にその属性をもとに新規の段落スタイルを作り直す必要があるです。

ださいけどがまんだ。

以上、段落スタイルを例にとりましたが、他のなんちゃらスタイルもすべて同じ仕組みでトラブルの元になり、同じ方法で回避できるので、頭のすみっこにでもピン留めしとくとよいかと思います。

ではまた。


あああ追記あります。大事なこと抜けてました。

ペースト先に既に同じ名前のスタイルがある場合でも、グループが異なると同一と見なされずスタイルは新規作成されっちまうのです。階層が違ってもグループ名が違ってもだめ。

InDesign:コピペの罠ァ 1

いつかやろうと思ってたんだけど。

InDesignは「ペースト」と名のついたコマンドが、ざっと数えただけでも4個以上あって、
使いこなせばたいそう便利。
ただ知らずにてきとうに使うとドロズブに沼ります。
1こずつ覚えていきましょう。

というわけで、「InDesignに潜むコピペの罠」シリーズ開幕です。
まとめて一記事にすると膨大にボリューミーなものになってしまうため、
申し訳ないけど小出しします。


その1:コピー元のレイヤーにペースト

最初は軽めに、Illustratorでもお馴染みのやつ。
複数レイヤーに絡む選択をした場合、レイヤーの並び順に注意しましょう。
オブジェクトの重なり順が変わります。

ほら変わった。

反面、ペースト先に同じ名前のレイヤーがない場合は
いい感じに既存レイヤーの前後に新規レイヤーが作成されます。

ほらされた。

「コピー元のレイヤーにペースト」チェック状況は常に把握しておくのがよいですね。
ではまた。